スペシャルドラマ「スロウトレイン」。
「重版出来!」、「逃げるは恥だが役に立つ」
「罪の声」の土井裕泰と野木亜紀子のコンビによる
令和のホームドラマだ。
家長として鎌倉の家を守ってきた
長女の葉子(松たか子)と
自由に好き勝手に生きてる
次女の都子(多部未華子)と
二人の姉の間に挟まれている弟の潮(松坂桃李)。
22年前に両親を亡くした3姉弟が
23回忌の帰りに江ノ電に乗ってるところから
物語は始まる。
事前に舞台が韓国になると聞いてたので
そういうの要るのかな…と思ったけど
ちゃんと意味はあった。
突然、異国で事業するところに
都子の人柄が出てるし
都子の相手が日本人だったとしたら
見てる側の「これ、大丈夫か?」みたいな
不安な感じも出ない。
そして、最初の江ノ電のシーンが
韓国でも意味を持ってくる。
車で事故ったから、江ノ電で帰るんだってセリフ。
この3人は毎年、江ノ電に乗ってたんだな
というのを韓国でも思い出すのだ。
相手が韓国人だったり、同性愛だったり
今っぽい要素は入れてるのだけど
結局、今も昔も変わらないのは家族を想う気持ちで
家族って良いね…って思えるような
素敵なドラマだった。