米テレビ界のアカデミー賞と言われるエミー賞で
「SHOGUN 将軍」が史上最多の18冠を達成した。

とても嬉しいことだ。
しかしこのドラマ、日本人がたくさん出演しているが
制作はアメリカの作品である。

もし、このドラマを作ったのが日本だったら
ここまで受賞することはなかっただろう。


このドラマについて、僕は以前
美味くも不味くもない、豪華なお節料理みたいなドラマと
書いたけど今もその感想は変わらない。

若い人には地味で退屈だし
年配の人が見るには浅くて物足りない。

豪華なお節料理が好きな人もいるとは思うが
とても万人に「面白いよ」なんて
お勧めできるドラマではない。

受賞の理由について解説している人も
美しい映像、俳優の所作が評価されたみたいなことを言ってて
肝心の物語については触れていなかった。

実際、受賞した18冠の中に脚本賞は含まれていない。
それ以外はとても全て素晴らしいので
そこが評価されたともいえる。



このドラマもそうなんだけど
結局、海外で話題になるのは
侍、忍者、相撲といった
日本的な文化を扱った作品ばかり。

興味本位な色物扱いでしか
見てもらえていないのが現実だ。

日本ドラマに対する評価が低いのか
そもそも海外で評価されてる作品の次元が低いのか

僕は海外ドラマに興味がないので解らない。

エミー賞は素晴らしいことだが
まだまだこれはゴールではない。