Mrs.GREEN APPLEの新曲「コロンブス」の

ミュージックビデオに批判が殺到し

わずか半日で公開停止になった。

僕は、一部の人間が過剰に騒ぎ立てる
いつものネット炎上騒動だと思っていたのだが
実際に確認してみると
「これは仕方ないかも…」という内容だった。

MVの内容は、3人のメンバーが
海に浮かぶ小さな島に立つ一軒家を訪れ
類人猿たちと一緒に過ごす…というものなのだが
類人猿に人力車を引かせたり、敬礼させるなどのシーンは
まるで、類人猿を奴隷にしているようにも見える。
「植民地支配の肯定」…とのことだ。

しかも曲のタイトルが「コロンブス」。


コロンブスはアメリカ大陸を発見した探検家だが
近年では、先住民を大量虐殺した侵略者との見方に
変わってきているらしい。

このことは、今回初めて知ったのだが
子供の頃、コロンブスの話を聞いた時に感じていた
彼を英雄視することの違和感がようやく解消された。

既に先住民がいるのに新大陸発見???
それって、コロンブス側の勝手な目線じゃん。


新島発見とかいって、コロンブスが
ズカズカ日本に入って来たらどう思っただろう。


コロンブスの卵の話もそうだ。
この話を聞かされた時、コロンブスの周りの人間は
「なるほど」…と思ったのだろうか。

心の中では
「それってあんたの勝手な理屈だよね」
…と思ってた筈だ。

コロンブスは、今で言うところの
ワンマンモラハラ上司なのだ。



Mrs.GREEN APPLEの「コロンブス」は
MVに問題があっただけで曲自体が否定されたワケではない。
 

キャンペーンに曲を起用していたコカ・コーラ社は
広告素材の放映を停止したが

残念ながら悪いイメージがついてしまったので

それも仕方ないことだ。