テレビ東京にも抜かれ、
視聴率最下位となってしまったフジテレビ。
振り返ってみると、フジテレビの没落が始まったのは
2011年のあの抗議デモからだ。
高岡蒼甫が「フジテレビの番組編成が韓国に傾斜している」と
フジテレビの韓国推しを批判したことから
フジテレビの本社周辺でのデモが始まった。
僕は、フジがどうしてそんなに韓国に拘っていたのか
よく解らなかった。
韓国エンタメが特定の番組の関わってたこともなく
失うことでそれほどリスクがあるとも思えなかった。
逆に、「そこまで言うなら、今後フジは韓国エンタメと一切関わりません」と
宣言することで、
「フジテレビ支持」の流れに変えることも出来たのでは?
…と当時思ってたし、今も思っている。
上層部は一過性のモノと甘く見ていたんだよね。
でも一度失った失望を取り戻すのは容易ではなかった。
業績の振るわないフジテレビに対して
同じグループ企業のニッポン放送は好調で
売上高が前期比18.9%増となっている。
テレビよりずっと昔に「オワコン」と言われていたラジオが
勢いを増しているのだ。
特に大きいのがイベント事業。
2月18日に東京ドームで行われた
「オードリーのオールナイトニッポン」のイベントは
配信も含めると16万人が参加した。
ドームのチケットは1万円以上で、配信でも4500円。
更にグッズも飛ぶように売れた。
単純計算でも軽く数億円は利益が出ている。
ニッポン放送は今後も、10月に佐久間宣行とナイナイが
それぞれ横浜アリーナ。
11月には、三四郎の日本武道館が決まっている。
ラジオリスナーは濃いファンばかり。
イベントはファンも嬉しいし、やる側にとっても嬉しい。
ニッポン放送は完全に活路を見つけている。