キャリアのある役者が
事務所から独立するケースが増えている。

理由としてよく言われているのは
事務所の力の衰えだ。

影響力の大きい社長が消えているのもあるし
YouTubeやインスタなど、タレントが
自身で発信できる媒体も増えたのもある。
更に、2019年に公正取引委員会が
芸能人などの活動にも独占禁止法を適用した。

 

つまり、今までのように事務所の力だけで

物事を動かすことが難しくなってきた。


しかし僕は、一番の理由は
コンテンツの増加だと思っている。

テレビと映画しかなかった時代は
少ない役を奪い合ってる状態で
同じポジションで人気のある人が出てくると
常に取って代わられる。

しかし最近は、テレビドラマの数は増え続け
BSまで含めるととんでもない数の
作品が日々放送されている。

加えて、ネトフリ、アマプラ、DMM等
配信のドラマ、映画も増えてきて
逆に役者が足りない状態…。

同時期に複数の役を掛け持ちしている役者も
珍しくない。


なので、それなりに顔が売れている人は
仕事に炙れるリスクが少なくなり
事務所に在籍していないと
仕事を回して貰えないなんてことはなくなった。

今後は、「顔が売れると独立」
…という流れは止まらなくなり
芸能事務所経営も変わっていく時代になるだろうね。