3日の「情報7daysニュースキャスター」で
「セクシー田中さん」の芦原妃名子先生の件を受けて
三谷幸喜が次のようにコメントした。

「僕も今まで長い間仕事をしてきて、
 こんな仕事やめようとか
 なんでこんな思いをしなきゃいけないんだとか
 何でみんな分かってくれないんだ
 何で僕が作ったものを勝手にいじるんだ
 …と思った事も何度もあるし
 全部投げ捨てたいとも思うし
 死にたいと思うことだってあるんですよね」


これを聞いて思い出したのは「竜馬におまかせ!」だ。
「竜馬におまかせ!」は1996年の日本テレビのドラマ。

当時の三谷幸喜は、「古畑」の第2シーズンが
爆当たりした直後で
日本テレビはその人気に肖ろうと
ダウンタウンの浜田雅功主演の
坂本竜馬の企画を三谷に提案してきた。

三谷は脚本を書くのは問題ないが
幕末の話は視聴率が取れないから止めた方がいいと
助言したものの、「それでもいい」と
日本テレビから強引に勧められ渋々了承した。

当然、視聴率は散々な結果だったのだが
それ以上に三谷が腹が立ったのが
勝手に脚本を変えられていたことだった。

特に物語の後半、竜馬たちが
ジャズバンドを組む展開になっていくのだが
三谷脚本には一切無く
完全に日本テレビ側の創作だった。
脚本・三谷幸喜とクレジットされているにも関わらず…。

つまり、日本テレビは「脚本・三谷幸喜」という

ブランドが欲しかっただけだった…。

以来、三谷は日本テレビでは一切仕事をしておらず
「竜馬におまかせ!」もDVD化されていない。

 

 

今回も日本テレビだったことは、ただの偶然か…。