楽しみにしていた「君たちはどう生きるか」。

映画冒頭の主人公が疾走するシーンから

「うわー、やっぱり宮崎駿だ」
…と嬉しくなってしまった。

ジブリでも宮崎演出って飛び抜けて
全然違うんだよね。
特に前日の金曜ロードショーの「コクリコ坂」を見て
吾朗の演出って陳腐だなぁ…と思ったばかりだったので…。


今回は情報が一切出てなかったのも良かった。
「スラムダンク」が何も出してないといっても
作品は知ってるしね。
どんな時代設定で、どんな人達の、どんな物語なのか
映画を見るまで全く解らないって
こんなにワクワクしたのは久しぶりだった。


映画の内容的には
確かに難しいという批判は解る。
一回見て全てを理解するのはムリだろう。
特に子供だと全く楽しめないと思う。

でもある程度の大人なら
なんとなくの物語は理解出来るだろう。
あとは好き嫌いの問題で
僕はすごく好きだったし
早くもう一度見てみたいと思っている。



2023年に宮崎駿の新作が見れることの幸せ。
82歳のクリエーターが作る映画に
まだこれだけのパワーがあるのだ。

今回で最後とはいってないし
まだまだ映画を作り続けて欲しい。
映画を作り続けている限り
宮崎駿は死なない気がする。