アントニオ猪木さんがお亡くなりになりました。

僕はプロレスファン歴40年くらいなので
猪木歴でいうとピークを過ぎた辺りからの
ファンとなります。

…とはいえ、国際軍団との戦い
舌出し失神事件、マサ斎藤との巌流島決戦、

ナウリーダーニューリーダー闘争
藤波との60分ドロー
…などなど挙げだしたらキリが無いくらい
僕の十代は猪木さんに感情を揺さぶられてました。
思い出が尽きません。

2年前の燃える闘魂60周年メモリアルセレモニーで
前田、長州に闘魂注入ビンタをする場面は
かつての関係からは考えられないシーンで
胸が熱くなったものです。

 

 



「元気があればなんでも出来る。」は
猪木さんのお決まりのセリフだけど
言い始めた当初は何を言ってんだ?
…とバカにしていました。

でも、自分も歳を取るに従い
確かに猪木の言う通りだと思うようになりました。
若い頃には解らなかったこの言葉の意味が

理解出来るようになりました。

元気があればなんでも出来るのです。



ライバルだったジャイアント馬場さんは
1999年に61歳でお亡くなりになっています。

晩年、馬場さんが大腸癌となり
闘病生活に入った後、
妻以外の人間に一切姿を見せませんでした。

それはプロレスラーとして
弱々しい姿は見せられないとの思いからでした。


それとは対照的に猪木さんは
痩せ細った姿全てをさらけ出して
病気と戦っていくことをアピールしました。



どちらが正しいとかではありません。
これが二人の生き様でなんです。
そして、二人とも最強のプロレスラーなんです。


たくさんの思い出をありがとうございました。