サンデーモーニングは30年以上も続く
長寿番組である。
番組のコンセプトは基本的に政権批判で
視聴者もそういう思想の高齢者を対象としている。
(昔は違ったが、いつの間にかそうなった)
オリンピックについても、大批判してた割に
いざ始まると、スポーツコーナーでは
シレ―っと「あっぱれ」なんて言ってたりするが
番組後半では、またオリンピック批判をしてたりする。
お爺ちゃん達の番組なので
ボケてても成立するのである。
そのサンデーモーニングのスポーツを扱う
「週刊御意見番」のレギュラーとして
長く出演しているのが張本勲である。
(大物芸能人が何かの事件にコメントすることを
「御意見番」として扱うのも
この番組の「御意見番」が起源のような気がする)
張本勲が、いつから出演しているのか判らないが
もう20年くらいはやってるのだろうか…。
今回、女子ボクシングに対する発言で
張本が叩かれているが
彼が暴走するのは今回に限った話ではなく
ずーと昔からである。
そもそも、大沢啓二とのコンビでやってた頃は
「御意見番」は大沢親分という感じで
(「あっぱれ」も「喝」も大沢親分の考案)
張本は隣でトンチンカンなことを言ってる
めんどくさいおじさん的なポジションだったが
2010年に大沢親分が亡くなり、
めんどくさいおじさんだけが残った。
親分とのコンビ当時は、張本が行き過ぎたコメントをすると
大沢親分がストップを掛けていたが
彼がいなくなってからは
誰も張本を止められなくなった。
そして、張本の時代錯誤で的外れな発言を
笑い飛ばしていれば良かった時代は終わり
いろんなことが許されない世の中になった。
張本は、81歳。
サンモニ司会の関口宏は、78歳である。
いろんな意味で、とっくに限界な気がする。
それでも番組は続くけど…。