改めて、リオの五輪旗引き継ぎ式のセレモニーは
素晴らしかったなぁ…としみじみ思う。

今や、ミッキーマウスと並ぶほどの
世界的知名度のあるキャラクター・マリオを使うことで

世界中の全世代の人に届けた演出。

『RIO』って書かれた紙をめくると『MARIO』なんて粋だし
日本とブラジルが丁度裏側ってのも
とても分かりやすく伝えていた。

ステレオタイプ的な、いかにも「和風」的な要素は
一切使わないで「今の日本」を実によく表現している。

そして最後には、そのマリオに扮した
日本の代表が登場するというインパクト。

世界中から絶賛された。
しかも、この演出には
お金が掛かっていないことも素晴らしい。



パリの引き継ぎ式の映像はオシャレでキレイだけど
どこかで見たことある映像だし

言ってしまえばとてもベタだ。
インパクトという意味では物足りない。

もちろん、フランスだって
コロナ過の制限の中で最大限の努力をして
この映像を作っているワケだから
リオと比べてしまうのは可哀想だが…。


リオの閉会式みたいのを期待した日本人は
今回の開閉会式には心底ガッカリしたと思う。

誰より歯痒い気持ちだったのは
リオを担当したセレモニーチームだっただろうね。