ジェーン・スーのエッセイのドラマ化だ。
ドラマをやってみたいという山戸結希監督に
佐久間宣行Pがこの作品を勧めたのが
そもそものはじまりなんだそうだ。
ただ、原作はエッセイなので
物語として成立していない。
それを補うために人生相談を物語の前後に置き
それと現実の日々を絡めることで
見事にドラマとして成立させた。
「人生相談の名手」であるジェーン・スーの
鮮やかな切り口をみせつつ
「家族」と向き合うやるせない日々。
トッキーさんの答えは必ずしも正解ではない。
でも答えの一つではある。
それを受けてどう思うかは人それぞれ…。
いろんなことを考えさせる大人のドラマ。
脚本、監督、キャスト、音楽…
全ての完璧が揃った奇跡の作品だ。