第43回日本アカデミー賞は
最優秀作品賞、最優秀主演男優、最優秀主演女優を
「新聞記者」が受賞した。
「新聞記者」の受賞は、いかに2019年の
日本映画が低調だったかを物語っている。
(2019年に限った話でもないか…)
一部の人には受けたらしいが
「新聞記者」はそこまでの映画ではない。
ノンフィクションとしてはリアリティに欠けるし
フィクションにしては幼稚で稚拙な作品。
「翔んで埼玉」、「閉鎖病棟」、
「キングダム」、「蜜蜂と遠雷」といった
作品賞ノミネート作品を見たら
消去法で「新聞記者」になったというだけだ。
「シン・ゴジラ」くらい圧倒的でない限り
娯楽作品の最優秀は難しい。
過去5年のウチ3作品が是枝監督だもんね。
主演女優賞のシム・ウンギョンにしても
日本人役でありながら片言しか日本語が喋れない。
それって、そもそも役としてどうなの?…ってレベル。
受賞の裏には、昨今の日韓関係へのアンチテーゼも
あるのかもしれない。
ちなみに、シム・ウンギョンは
昨年の「架空OL日記」の撮影でお見かけした。
「新聞記者」の時は、おばさんに見えたが
実際は、とても若くて綺麗で気さくなお姉さんだ。
「新聞記者」で評価されてしまうことは
彼女にとっても不幸だなと思った。