「演劇集団キャラメルボックス」を運営する
「株式会社ネビュラプロジェクト」が自己破産申請の準備に入った。
健康問題でなかったのは幸いだが
「破産」は、キャラメルに限っては
全く想定していなかった…。
先日のブログで、劇団が終わるのは
「役者が揃わなくて公演出来なくなるか
人気がなくなって存続出来なくなるかのどっちか…」
…と書いたが、キャラメルボックスには
それは当てはまらないと思っていたのだ。
記事によると10億円だった売上が
5億円にまで落ち込んでいたとのことだ。
小さな劇団だったら劇団内で済む話も
キャラメルくらいの規模の劇団になると
億単位でお金が動くので
企業やら、スポンサーやらが絡んでくる。
動員数の減少は致命傷だ。
三宅裕司の「SET」にしても
佐藤B作の「劇団東京ヴォードヴィルショー」にしても
少数精鋭で、劇団以外の収益があるからこそ
成立している劇団である。
「劇団☆新感線」は、数年前から
ゲストにスターを多数呼んで
大規模な公演を連発するスタイルにして
大成功しているが
逆に経費もバカにならないので
大儲け…という程ではない。
逆に1回でも大失敗したら
「破産」になってもおかしくない状態だ。
新感線ですらそんな感じなのだ。
「キャラメル」みたいに純粋に
劇団員の公演のみで成立させるのは
難しい時代なんだよなぁ…。