虚構の劇団の「ピルグリム2019」を
観てきました。
「ピルグリム」は第三舞台が1989年に
上演した舞台で
2003年には別メンバーで再演しているものの
それ以来の上演である。
僕自身は初めて観る作品だ。
初めて観る作品なのになぜか懐かしい。
それは、いかにも80年代の鴻上尚史
…という匂いがするからだと思う。
だからといって古いかといえば
古い感じもしない。
しっかりと2019年版として生まれ変わってる。
虚構の劇団は旗揚げ以来
ずっと見てきてて
気付けば既に10年以上も経ってた。
技術でいえば、当時の第三舞台の
役者さんたちよりずっと上手いと思うけど
圧倒的に違うのは環境だと思う。
あの頃の熱狂的な第三舞台ブームが
劇団員たちをスターに押し上げたのだが
今、それを望むのはムリだ…。
「虚構の劇団」の素敵な役者さんたちが
もっともっと活躍出来たらなぁと思う。