今年の「FNS27時間テレビ」は
昨年と同様に、ビートたけしと村上信五が司会。
「にほんの食」をテーマにするのだが
残念なことに
やっぱり今年も収録で行われる。
初めて収録で行われた去年は
それなりに評価もされたのかもしれないが
27時間テレビというのは
そういうことじゃないんだよ。
「叩かれないように無難な内容で
27時間乗り切ろう」みたいな心構えで
番組を作るくらいなら
とっとと辞めた方がいい。
27時間は年に1度のお祭りなんだよ。
いろいろ規制の厳しい時代の中でも
ハチャメチャやって、ちょっとくらい怒られても
見てる人が楽しい気持ちになったら、それでいっか
…という番組なんだ。
27時間の生放送で何が起こるか解らないワクワク感。
それが27時間、
…というよりテレビそのものの存在意義なんだ。
年に1度、メチャクチャ怒られたらいいんだよ。
生だからこそ許される部分だって当然あるし。
4月に古沢良太が、他局について
「いわゆる好調と言われている局も、
今あるパイを守ることに辛うじて成功していて、
すごい守備をガチガチに固めて
失点しないようにしているってふうに見えて…」
と語っていたが
フジの「27時間テレビ」もそうなってしまっている。
とにかく、ガチガチに守備を固めて失点はしたくない番組。
冒険をする勇気を失くしたら
新しい一歩なんて踏み出せないよ。