今夜から始まる「コンフィデンスマンJP」だが
タイトルの「JP」には
「ジャパン」の意味がある。
今回、古沢良太の脚本で
中国では「コンフィデンスマンCN」、
韓国では「コンフィデンスマンKR」が同時制作されるからだ。

リメイクを海外で制作するのは過去にもあるが
同時に制作するというのは前代未聞。
なので、シナリオは
1年以上も前から執筆を始めて既に完了しているのだ。




先日、「新・週刊フジテレビ批評」に出演した際
「今後書きたいものは?」。との質問に
古沢良太はこう答えた。

「その時その時、やりたいと、書きたいと思うモノを自分の気持ちに忠実にやっていきたいと思うだけなんですけど…。

あとはドラマだけじゃなくて、やっぱテレビっていうモノにまだまだ希望を持ちたいというか、未来に明るいモノを示せるテレビであって欲しいなぁ…と思うので、特にフジテレビには僕はすごく期待をしてて…。ネットとか検索すると、まぁみんなフジテレビの悪口が大好きで…、でもまぁそれくらいみんな気になっている局で…。何がそんなに気になるんだろうと思うと、まぁすごくフジテレビ調子が悪いなんて言われてますけど、僕から見ると好調なテレビ局なんてもうないと思うんですよね。

いわゆる好調と言われている局も、今あるパイを守ることに辛うじて成功していて、すごい守備をガチガチに固めて失点しないようにしているってふうに見えて…。

で、もしかするとフジテレビは常に時代の先を先を行っていた局で…。もしかしたら今までのテレビのあり方の終わりっていう時代も真っ先に突っ込んで行っているというふうにも思えて…。だとすると、フジテレビにはその入り込んだ沼から後ずさってまた守備を固めようとするんじゃなくて、どうせ守備は元々ザルなんで…やっぱり攻めて欲しいというか…。守備がザルでも攻め続けるからフジテレビって、みんな好きだったんだと思うんで…。

ただね、攻めるっていうと過激なことをやることのようにみんな思っちゃうんだけど、そうじゃなくて、この沼を進む先はこうなってるよ…っていうのを示して欲しいというか、切り開いていくことをみんなフジテレビに期待しているんじゃないかと思うので、なんかそうあって欲しいのと、その切り込み隊長として「コンフィデンスマンJP」なにとぞよろしくお願いします(笑)。」


常に時代の先駆者だったフジテレビが
テレビのあり方の終焉時代に先に突入したのでは?
という理論は初めて聞いたが
さすが古沢良太らしい面白い理屈だと思う。



より詳しくは下記で読めます。

フジテレビ批評