第41回日本アカデミー賞は、「三度目の殺人」が
最優秀作品賞、最優秀監督賞、最優秀脚本賞、
最優秀助演男優賞、最優秀助演女優賞、
最優秀編集賞の6冠に輝いた。
最優秀作品賞が「三度目の殺人」かよ
…と思う人もいるかもしれない。
ただ、2016年は「シン・ゴジラ」「君の名は」で
大盛り上がりだった日本映画が
2017年はなんにもなかったのだ…。
興行的には、福田雄一監督と小栗旬が組んだ
「銀魂」が39億の1位。
2位は、「君の膵臓をたべたい」で35.2億円。
3位は、嵐の大野智主演の「忍びの国」で25.1億円。
この3つを見れば、2017年の現実が見えてくる…。
期待外れだったのは「海賊とよばれた男」。
最終興行87.6億円を記録した「永遠の0」の
山崎貴、岡田准一、百田尚樹が再タッグの作品。
岡田准一は第38回日本アカデミー賞において
最優秀主演男優賞も受賞していたのだが
「海賊とよばれた男」の最終興行成績は23.7億円だった。
同じく岡田准一主演の「関ヶ原」も
24億円で、豪華キャストの割には
あまり話題にならなかった。
そもそも今回、ノミネートした作品をみても
パッとしてないのはわかる。
・君の膵臓をたべたい
・三度目の殺人
・関ヶ原
・ナミヤ雑貨店の奇蹟
・花戦さ
こうなると、もう消去法で
「三度目の殺人」くらいしかない。
日本アカデミーは毎年、いろいろと
事務所間、会社間のしがらみ等言われたりするけど
それすら出来ない状態…。
「君の名は」が2017年だったら
最優秀作品賞になったかもしれないね。