ドラマ「陸王」の第2話
飯山(寺尾聰)が特許使用を認めるくだり
そして、茂木(竹内涼真)が
陸王に足を通すまでの流れ…。
とても丁寧に納得のいく描き方だったように思った。
宮沢(役所広司)の熱心さに心を打たれて
…なんていうのは、いい話だけど
やっぱり嘘くさい。
大手との話が流れてしまったから…という方が
話としては説得力がある。
しかも、それを
役所広司と寺尾聰でやるんだもんね。
安っぽくなるはずがない。
同様に茂木も、アトランティスからの
契約が打ち切られることで
藁にもすがる気持ちで「陸王」に
興味を持っていった。
この「陸王」での怪我からの復帰によって
陸王VSアトランティス、茂木VS毛塚の構図も
生まれる作りになっている。
そりゃね、特許のこととか
いろいろ細かいことを言い出したら
ツッコミどころもあるけれど
結局はフィクションだもん…。
完璧にリアリティがあって詰まんないより
大風呂敷でも面白い方がいいじゃない。
大事なのは人間を描くことだよ。