今回は舞台の話である。


作・三谷幸喜、演出・山田和也の
東京ヴォードヴィルショー40周年記舞台
「田茂神家の一族」。

ヴォードヴィルショーの面々に
伊東四朗と角野卓造が加わるという
三谷コメディとして完璧な布陣である。


福島にある村の村長選挙で
立候補者が全員「田茂神」姓という物語。
これだけでも楽しみな設定だ。

キャストも設定も申し分ない。
これで面白く出来ないんだったら
もうこの先は無理だよ
…と思って見に行ったのだが
もう三谷舞台は潮時かも…。

詰まらなくはないけど
面白くもない。



4月からは、草なぎ剛、香取慎吾の舞台
「burst!~危険な二人~」。
10月には映画『ギャラクシー街道』。
そして来年は大河ドラマ。

明らかなオーバーワークだし
明らかに一本の作品密度が薄まっている。


若い頃は一本、一本、身を削って
書いてたよ。
黙っててもお客さんが入るから
舐めちゃってるのかなぁ。