10月からスタートする木村拓哉主演ドラマ『南極大陸』。
原作は『南極越冬隊タロジロの真実』ということは
つまり、1983年に高倉健主演で公開した
映画『南極物語』のリメイクである。
木村拓哉といえば
前回の『月の恋人~Moon Lovers~』が
散々な結果で、いよいよキムタク神話も
終焉かと言われ
今回は絶対失敗出来ない状況にある。
ただ、フォローするワケではないが
『月の恋人』は脚本が酷すぎた。
過去のキムタク作品にも
酷い脚本のドラマは多数あったが
今までは、キムタクパワーでカバー出来ていた。
そういう意味ではもう
かつてのようなパワーが無いのは事実ではあるけれど
ドラマをやるというだけで
キムタク以上に話題になる役者が他に居ないのも事実。
だからこそ、制作は脚本くらいしっかり練る必要があるのだ。
もう豪華キャストを集めるだけで
視聴率が取れる時代ではとっくにないのだ。
今回の『南極大陸』もTBS開局60周年記ということで
お金もかけてるし、チカラを入れているのはわかる。
初回は多分20%越えるだろう。
ただ、その後の展開は脚本次第。
『南極大陸』の脚本は『ROOKIES』のいずみ吉紘。
『ROOKIES』のような熱いだけの内容ではなく
大人の鑑賞にも耐えられる深い物語を書いて欲しい。