藤子・F・不二雄と藤子不二雄Aが
足塚不二雄名義で発表した「UTOPIA 最後の世界大戦」を、
小学館クリエイティブが復刻することになった。
「足塚」というのは二人が尊敬する
手塚治虫の足下にでもという願いから付けられた
ペンネームである。(「藤子」になるのは、まだしばらく先の話だ)
「UTOPIA」はそんな二人の初めての書き下ろしであり
初めての単行本である。
その昔、「藤子不二雄ランド」という藤子不二雄の漫画全集があった。
毎週金曜日に1冊ずつ藤子不二雄のマンガを発売していくという形態だったのだが
セル画あり、読者コーナーあり、新作の連載ありの
不思議な全集で、アニメにもなった「チンプイ」は
このFFランドでの連載だったりする。
始まった当初、小学生だった僕は
毎週発売は、嬉しかったけど、かなり金銭的にタイヘンだった。
結局、FFランドは1984年に始まり、1991年まで続くことになる。
その最後の301巻目が「UTOPIA」なのである。

当時、「やっと読める!」とかなり喜んだものだが
この「UTOPIA」の最後のページが
なぜか半分スクリーントーンで潰されていて
最後のコマがなんだかよくわからないのである。
どういうことなんだ?

この謎が、発売になる復刻版により
20年ブリ明らかになるのだろうか…。