今回は、厳冬期を迎えたリトープスの管理についてです。
休眠期についでこの時期のトラブルは多いので、補足を兼ねて細かく書きたいと思います。
リトープスは冬生育型メセンの代表格ですね。
近年その人気はうなぎのぼりで、管理方法についてはネット上でも本でも様々な情報を得ることができますね。
(中には誤った情報も出回っていますので、ご注意を!)
冬生育型ということで、休眠明けの秋から冬は生育期となります。
生育期は、用土が乾いたらお水をたっぷり与えるというのが基本ですね!
但し、気温が下がるにつれ、用土は乾きにくくなりますので、秋と同じお水の量・頻度は×です。
エケベリアなどの春秋生育型の多肉ちゃんと同じように、寒くなるとお水を控えたり断水したりする方が多いですが、それも×です。
リトープスは、多肉植物という括りで見てはうまくいきませんので、“リトープス”として勉強してあげてくださいね。
「用土が乾いたらお水を与える」
素焼き鉢とプラ鉢では用土の乾き方が違います。
また、苗に対しての鉢の大きさによっても、乾き方は違ってきますね。
鉢の素材・苗に対する大きさ、置き場所(気温・陽のあたり方)など、条件によって異なるので参考までに。
私は10〜14日に1度程度、鉢の半分程度が濡れるくらいに控えめにお水を与えております。
シワが目立つようならば水分不足ですので、水やりについて見直してあげてください。
寒さ対策としては、「5℃(10℃)を下回ったら室内へ」という情報が多いですが、生育期はお水とともに陽の光を欲しますので、室内管理はおすすめできません。
もちろん、経常的に雪の降る地方については、冬の間は室内管理が基本となると思います。
その場合は、暖房の効いた暖かい場所ではなく、程よい寒さの、できるだけ陽の光の入る場所へ置いてあげてくださいね。
室内温度に合わせた水やりを行い、徒長しないよう日光対水分量を間違わないようにしてあげてくださいね。
私の住む千葉県南部は、最高気温が10℃前後、最低気温が0℃前後(酷い時で−3℃)になります。
私のリトープスたちは厳冬期も外管理です。
見ていただいている通り、皆元気いっぱいです。
そうは言っても、氷点下では凍結の恐れもあり、幼苗や春又は秋の植え替え時に根を整理したものについては夜間の外管理は厳しいかと思いますので、ベストなのは「夜間は室内へ取り込む」という方法だと思います。
はっきりと言います。
徒長(ヒョロヒョロのびのび)するのも、枯れるのも、管理が間違っているからです。
(ジュレについては、管理方法にかかわらずなケースがあります)
私はリトープスが大好きです。
皆さまのリトープスが元気に育つことを切に願います。
ぜひ一緒に楽しみましょう!