9月になって気温が下がってくると多肉ちゃんたちは生育を開始します。


待ちに待った多肉の季節がやってきますね!


「早く植え替えしてあげたいな」というこがたくさんいるので、私はとっても嬉しいです。


昨日、用土について書きましたので、今日は植え替えについて書きたいと思います。


『植え替えは1~2年に一度、生育期に行う』ということで知れ渡っていますが、具体的にはどうしたらよいのかと悩む方も多いかと思います。


植え替えを行う時期は、休眠期明け直前から生育期前半がベストですので、春又は秋に行います。


植え替え頻度は、基本的には1年に一度程度を目安にしてください。


大きめの鉢で管理している場合は2年に一度程度で大丈夫なことが多いですが、根の状態を確認するためにも、1年に一度程度がベストです。


小さめの鉢で管理している場合、思っている以上に根が鉢いっぱいになるのが早いので、できれば1年に二度植え替えを行ってあげて欲しいです。


植え替え時には、根元に残っている傷んだ葉や、細い根っこ・傷んだ根っこを取り除きます。


場合によっては根をハサミでカットするケースもありますが、長く伸び切ってどうしようもない場合や株分けをする場合を除いては、手で軽くしごいたり引っ張ったりして古根を取る程度の整理で大丈夫です。


植え替え後、すぐにお水を与えるのか、1週間ほど待ってからお水を与えるのかという質問もよくいただくのですが、根や茎をカットしていない場合は植え替え後すぐにお水を与えて大丈夫です。


植え替え後初めての水やりは、用土の微塵(粉末状になってしまった土)を抜くために、たっぷりとお水を与えてください。


最初の水やりでは鉢穴から茶色いお水が出ると思いますので、そのお水が透明になるまでかけ続けてくださいね。


さて、なぜ植え替えが必要なのでしょうか?


植え替えをせずにいると、用土の中の栄養分が尽きてしまいます。

また、根が鉢の中でいっぱいになると(「根詰まり」といいます)、お水や養分を吸収できなくなってしまいます。


つまり、劣化した用土を新たにすることと、根の整理を行うことを目的として行います。


植え替え時、鉢選びも大事ですね。


大きさとしてベストなのは、苗の外側に指1本分程度の余裕がある鉢です。

大きすぎても、小さすぎても、後々不具合が出てくることが多いので、目安としてお考えいただきたいです。


プラスチック鉢、陶器、駄温鉢、テラコッタ、素焼き鉢。


様々な素敵な鉢があって悩みますね。


最近は鉢や缶にペイントやイラストを施した、可愛いリメ鉢・リメ缶がたくさん出回っていて、とても楽しいですね。


鉢や飾り方ひとつで様々な表情を見せてくれる多肉植物。

楽しみ方は無限大です。


わくわくする季節の到来。

ぜひとも楽しんでいきましょう!