コノフィツム好きの皆さま、今年もこの時期が来ましたね。

 

休眠期を前に、絶賛脱皮中(又は脱皮準備中)のコノフィツムたち。

 

シワシワになったり変色したり、「だ、だいじょうぶ・・・?」と聞きたくなる様相になるので、私はどうしてもリトープスの脱皮のようには観察を楽しめません。

 

初めて脱皮を目にする方は、かなり驚くかと思います。

新葉が突き破って出てきたお姿は、「身割れが起きた!お水をあげ過ぎてしまった!」と心配になりますし、シワが寄ったり変色してきたりしたものは「枯れてしまった・・・」とガックリきて、処分しようとしてしまう方もいらっしゃいます。

(捨てちゃだめですよ~。見分けがつかなければ、nagitaeに聞いてください!)

 

コノフィツムは冬生育型の多肉植物で、6~9月は休眠期になります。

休眠期前に、前述したように脱皮が進みだします。

 

この休眠期、管理方法の誤りは致命的ですので、ご注意を。

 

基本的に言われていることとして、水やりを控えることですね。

しかし、断水をしてカラカラに乾かせば良いかというとそうではありません。

休眠期が明けた頃には余力がなくなり、吸水できずにそのまま枯れていきます。

 

この間違いは多いです。

 

皆さま、完全断水は×ですよ。

根を湿らすことを目的に、月に1、2回用土表面が濡れる程度さっとお水を与えましょう。

 

水やりは、早朝か夕方の涼しい時間帯に用土がすぐ乾く程度とし、日中の強い日差しが照り付ける時間帯まで水分を残さないようにすることが大事です。

 

また、強い日差し対策として、遮光又は半日陰へ移動することも大切です。

葉焼けや苗が高温になりすぎるのを防ぎましょう。

 

しかし、「日陰に置く」ではダメなのです。

休眠期も適度な日に当てることが大切です。

室内避難をする場合もそうです。できるだけ日当たりの良い場所へ置きましょう。

 

風通しが悪い場合は、サーキュレーター(もしくは扇風機)も稼働しましょう!

 

大切なのは風通しと日当たり、そして水分管理です。

 

秋になって、最低気温が20度を下回るようになったら生育期の始まりです。

本格的に水やりを再開しましょう。

 

脱皮後の旧葉は本当にカサカサのペラペラになるまで触らないことをお勧めします。

なぜなら、まだ柔らかい新葉がくっついていて、苗を傷つけてしまうことが多いからです。

秋の植え替えの際も、無理に取ろうとすると一緒に根が取れてしまうことがありますので、ご注意を。

 

脱皮の進み具合は、育てている環境の違いや個体差で異なりますので、そのこのペースに任せて気長に見守ってあげてくださいね!


*コノフィツム “シネレオビリディス”


*コノフィツム “小紋玉”


*コノフィツム “大典”


*コノフィツム “バグム”


*コノフィツム “マウガニー”