2016年5月の読書メーター
読んだ本の数:45冊(うち漫画は28冊)
読んだページ数:12383ページ
ナイス数:2145ナイス


くまみこ (5) (MFコミックス フラッパーシリーズ)くまみこ (5) (MFコミックス フラッパーシリーズ)感想
★★★★☆ ときどき台詞の端々に登場していた「婦人会」の正体が、まさかの…だったことが衝撃の巻。村の守り神(クマ)のナツが、ひょんなことからゆるキャラグランプリで優勝。東京に憧れつつも重度のアナログ病で田舎から出ていけないまちを飛び越え、あっという間に東京に馴染んでしまったナツは、本当にクマなのだろうか…。私だって使ったことないモバイルスイカを利用しようとしているなんて…ツイッターも…。まちじゃないけど、私もクマに完全に負けている。悲しい。
読了日:5月3日 著者:吉元ますめ


ゴールデンカムイ 4 (ヤングジャンプコミックス)ゴールデンカムイ 4 (ヤングジャンプコミックス)感想
★★★★☆ 白石がいるとホッとします。どうかどうか、裏切らないで(フラグ立ってる?)。北海道独特の生態系が失われつつある時代、たとえフィクションでもエゾオオカミが生き残る夢を見れるのは嬉しいものです。ニホンオオカミももしかしたらどこかでひっそりと暮らしているのかもしれない。杉元がいつも小熊と戯れているのが羨ましい。いつも色んな動物に頭を齧られている白石も羨ましい。動物に囲まれた生活は危険も伴うけれど、満たされてるなぁと思う。辺見と遭遇…次巻楽しみです。
読了日:5月3日 著者:野田サトル


美食探偵 明智五郎 1 (マーガレットコミックス)美食探偵 明智五郎 1 (マーガレットコミックス)感想
★★★★☆ なにこれ面白い。美食家で大金持ちのイケメン、明智五郎は名探偵。でもかなり変。所謂、東村アキコ産イケメンです(笑) 小林一号(料理家・女)を助手にして、日本全国飛び回る…けど、常に食べている。あの「少年探偵団」のパロディなのだけど、ギャグ漫画であるにも関わらず扱う犯罪はかなりディープで大人向け。浮気の定義が納得至極で、私も同じことされたら殺してしまうかも…と薄寒くなります。1巻は食と嫉妬の犯罪が続きましたが、今後どうなるのか。怪人二十面相に当たるライバルが美女というのも面白い。続刊楽しみ。
読了日:5月5日 著者:東村アキコ


恋は雨上がりのように 3 (ビッグコミックス)恋は雨上がりのように 3 (ビッグコミックス)感想
★★★☆☆ 疎遠になっていた陸上部の親友はるかと、また友情が戻りそうな展開で良かった。同じ道で仲良くなった相手と、違う道で関係を続けるのって案外難しい。恋愛は店長の過去の女がチラチラ(?)して、下降気味。アラフォーと女子高生って話が合うのでしょうか。お互いもっと歳をとれば良い関係になりそうだけど。せめてあと5年、人生経験積んでみてからにしましょうよ。頑張れあきら。
読了日:5月5日 著者:眉月じゅん


アツイヒビ (花とゆめCOMICS)アツイヒビ (花とゆめCOMICS)感想
★★☆☆☆ 緑川さん初の短編集とのことですが、夏目友人帳のような面白さは感じられませんでした。(実家本)
読了日:5月7日 著者:緑川ゆき


百鬼夜行抄 1 (朝日コミック文庫)百鬼夜行抄 1 (朝日コミック文庫)感想
★★★★☆ 再読。絵柄がリアルだから、ホラーコメディも少しホラーが勝ちます。でも愛すべき妖怪たち(尾白&尾黒)が本当に可愛い。夏目友人帳はこの作品のパクりだと言う人がいるけど、そんなに気になるかなぁ?少なくとも青嵐はニャンコ先生みたいな愛玩動物(?)ではありません。律の苦労性に対して、他の飯嶋ファミリーのお気楽っぷりが楽しいです。夜中は怖いので、明るいうちに読み進めます。(実家本)
読了日:5月7日 著者:今市子


百鬼夜行抄 (2) (ソノラマコミック文庫)百鬼夜行抄 (2) (ソノラマコミック文庫)感想
★★★★☆ 再読。律の母親の偉大さに頭が下がります。まぁ本人は何の自覚もしていないのでしょうが。今回は司ちゃんよりも晶ちゃんの出番が多かった。三郎さんといい関係になったり、飯嶋の血縁はやはり霊感が強すぎます。律の存在が霞みそう。怖いけど、すごく面白い!
読了日:5月7日 著者:今市子


百鬼夜行抄 (3) (ソノラマコミック文庫)百鬼夜行抄 (3) (ソノラマコミック文庫)感想
★★★★☆ 再読。霊感無いと言い張ってた司ちゃんが、本家で妖怪絡みのトラブルに会い続けて、とうとう当たり前に妖怪を受け入れるようになりました(笑) 律は妖怪絡みのトラブルで受験に失敗。浪人決定。時に微笑ましい存在の妖怪たちは、やはり人間にとって有益では無いようです。律浪人編、楽しみです。(実家本)
読了日:5月8日 著者:今市子


百鬼夜行抄 (4) (ソノラマコミック文庫)百鬼夜行抄 (4) (ソノラマコミック文庫)感想
★★★★☆ 再読。「人形供養」が結構本格的に怖かったです…。ときどきこういうのがあるから、やはりこの作品は夜に読んではいけませんね。赤間の正体が明らかになりつつあります。悪い妖怪だと思っていた彼も、いつの間にか律の良い友達に(←嘘)。良くも悪くも人間以外の仲間ばかり増える律が哀れです(笑)人間の友達も早く出来るといいね。(実家本)
読了日:5月9日 著者:今市子


百鬼夜行抄 (5) (ソノラマコミック文庫)百鬼夜行抄 (5) (ソノラマコミック文庫)感想
★★★☆☆ 律も司ちゃんもすっかり妖怪たちに馴染んで仲良くなってしまい、どこかコメディタッチの巻。律の回りにも霊能者っぽい関係者が増えて、初期の緊張感が薄れて来たように思います。まぁ面白いんですけどね。最近尾白&尾黒の活躍が酒の調達ばかりで寂しいです。
読了日:5月10日 著者:今市子


獣王星 (第1巻) (Jets comics (415))獣王星 (第1巻) (Jets comics (415))感想
★★★★☆ 再読…の筈なのに、殆ど覚えておりません。囚人惑星に落とされた双子の少年のサバイバル物語。活発なトールと気弱なラーイの兄弟は、しかし過酷な環境ではぐれ、ラーイの死が伝えられる。いや、死んでればいいんです(良かないけど)。怖いのは気弱だけどあざといラーイが生きていて、何等かの反対勢力で生きた場合。確実にトールの敵になりそうな予感です。極限状態で生き延びる為に、弱い物は淘汰される。でもトールの双子の弟が、そう簡単に死んだと思えません。いやー怖いわー。(本当に覚えていないな私…)
読了日:5月12日 著者:樹なつみ


獣王星 (第2巻) (Jets comics (416))獣王星 (第2巻) (Jets comics (416))感想
★★★★☆ まだラーイ復活ならず。でも絶対生きてるってあの子!(怖い!)サードの企みで茶輪のトップになったトール。なぜ囚人星に落とされたのか、なぜ父が殺害されたのか…様々な政治の陰謀が明らかになり、サードもまたオーディンへの復讐に燃えていることを知ります。複雑な環境の中、トールとティズの子どもらしい朗らかさに救われます。二人で遊びのように新しい輪を作っているけれど、いつかこの輪が本物になるのかもしれません。面白い。
読了日:5月12日 著者:樹なつみ

 

ベルサイユのばら 愛蔵版(第1巻) (Chuko★comics)ベルサイユのばら 愛蔵版(第1巻) (Chuko★comics)感想
★★★★☆ フランス革命を描いたミュージカル「1789」の余韻冷めやらぬため再読。大ちゃん演じたデムーランは作中には出て来ませんでしたが、デムーランをモデルにしたというキャラはなかなか活躍していました。そうです、黒い騎士、ベルナール・シャトレです。いやーまさか大好きなロザリーの旦那がデムーランだったとは感無量!これは美味しい役貰ったな大ちゃん!(←ベルばらファンにしか分からない価値観) そうと知っていれば、観劇中ももっと楽しめたのに。それにしてもオスカルはカッコいい。いちばんカッコいい。女なのに…。
読了日:5月14日 著者:池田理代子


獣王星 (第3巻) (Jets comics (417))獣王星 (第3巻) (Jets comics (417))感想
★★★★☆ 2巻の終わりから3年弱の年月が経過。トールが驚くほど美丈夫さんに成長。ティズも美しくなりました…が、性格は昔のまんま。いい女です(でもトールからは恋愛感情皆無なのね…哀しい)。美貌も力も権力も手に入れたトールが見た夢は叶わず、新たな展開になってきました。サードは怪しい動きをしているし、ザギも怪しい。トールはちょっとは強かになったけど、まだまだ15歳。さてどう動くか。
読了日:5月16日 著者:樹なつみ


獣王星4(4)獣王星4(4)感想
★★★★☆ とうとうザギをも倒し獣王になってしまったトール。しかしトールの本当の正体は!!…なんだかSFらしい展開になってきました。ここまでは野生の星でちゃんばらの世界だったからなぁ。宇宙は広いです。人類の繁殖力衰退による滅亡というテーマはSF世界では出尽くした感のある鉄板ネタですが、この物語は主要キャラに謎が多すぎてミステリーの様相なので楽しめます。サードが真っ白になっちゃったのはすごく残念!色黒肌のイケメン美味しかったのになあ。
読了日:5月16日 著者:樹なつみ


ベルサイユのばら 愛蔵版(第2巻) (Chuko★comics)ベルサイユのばら 愛蔵版(第2巻) (Chuko★comics)感想
★★★★☆ 再読。一気に殺伐とした革命場面に突入する後半。30代も半ばのオスカル&アンドレ、アントワネット&フェルゼンが見せる情熱的な恋愛感情がすごい。できればもっと早く環境が整えば良かったのに。切ないです。番外編は600人もの若い女性を殺した伯爵夫人エルゼベートの実話が元になっているとか。歴史漫画は勉強になります(フィクションも多いけど)。何度読んでも面白い名作です。
読了日:5月17日 著者:池田理代子


ベルサイユのばら 愛蔵版(外伝) (Chuko★comics)ベルサイユのばら 愛蔵版(外伝) (Chuko★comics)感想
★★★★☆ 再読。革命以前の平和な時代、オスカルの家に行儀見習いにやって来た姪のル・ルーが主人公の物語。オスカルが完全に男(笑)。絵柄が大分変わったものの、本編の悲しいラストを慰めるような明るい物語に、救われる思いです。「ベルばらキッズ」も読んでみよう。
読了日:5月17日 著者:池田理代子


獣王星 (第5巻) (Jets comics (426))獣王星 (第5巻) (Jets comics (426))感想
★★★★☆ 最終巻。途中難しいSF部分には付いていけませんでした(^_^;)が、とても面白かった。生き残る者たちは、順応する力を持っているんだな。自然淘汰という運命に抗っても無駄なのでした。人類の一部は滅び、適応能力の高い一部は別の生物として生きていく。それはもう仕方のない生物の歴史です。大好きだった可愛いあの子を失いトール並みに絶望中です。面白かったけど、この喪失感たるや…。ちなみにラーイは復活しませんでした。あれ、おかしいな?
読了日:5月20日 著者:樹なつみ