陽の当たる場所 | 月の欠片を探しに

月の欠片を探しに

出合ったワインやお店の話を徒然と。
時に海や車のお話も。

この日は地上42階のイタリアンでランチデート。

 

愚生的にはお料理目当てというよりは美味しいムルソーが飲みたかったと言うのが本音(笑)

 

ややネガティブな事も書いているので敢えて店名はブランクにするも見れば一目瞭然か。

 

こちらのお店、お料理やサービスはそこまでではなかったが、オープンから数年はフィレンツェの本店やクローズした銀座店の在庫から当時としても驚くほどグランヴァンがリーズナブルでラフォンのモンラッシェや大好きなコシュ・デュリ、オーブリオン・ブランなども頂いていた。

 

コロナ禍もあって数年ぶりの訪問となりお料理やサービスのレベルはやや上がったが、リストを拝見すると恐らくワインはかつての在庫も枯渇し新たに仕入れた普通価格(むしろこちらでの店子価格)となって眺望と通う優越感が一義のお店へと正常移行していた(やや辛辣ですが創始者氏のワインへの情熱を敬愛する一庶民ファンの戯言としてお許し下さい)

 

正直、この場所での店舗運営を考えれば当然なのでしょうが。

 

 

気を取り直してこちらのお店でコシュ・デュリ、トロ・ボーと共に良くオーダーしていた造り手のワインでスタート。

 

頂いたワインはこちら。

 

コント・ラフォン ムルソー デジレ 2017

 

凛としていて綺麗。

 

まだ若く酸もあるが暴れる感じではなく、薄目の甘み。

 

その甘みがジワジワと伸びてくる。

 

やはり美味い♪

 

コント・ラフォンと言えばペリエールやシャルム、グット・ドールなどのプルミエ以外にもモノ・ポールのクロ・デ・ラ・バールなどの評価が高いが、このデジレは数量が少なく世間の認知度はそこまでも隠れた名区画と言うのが愚生の認識。

 

 

お料理もスタート。

 

真鱈のサンドイッチ 季節野菜のジャルディニエーラ

ルーコラのクレーマ セロリのソルベ

 

 

メレンゲを纏わせた地鶏のフリット

ローリエのパウダー 

 

 

グラノアルソの焼きラヴィオリ

サフランのクレーマと原木椎茸

パルミジャーノレッジャーノの泡

 

 

メインのカルネも近付くので赤もグラスで二種。

 

ロシニョール・トラぺ  ジュヴレ・シャンベルタン VV 2017

 

チェリー系、ベリー系の赤果実。

 

ヴィエイユ・ヴィーニュの凝縮。

 

スパイシーな風味とは別にジュヴシャンのピノらしい花の香も振りまく。

 

 

ジャン・ジャック・コンフェロン ヴォーヌ・ロマネ レ・ボーモン 2016

 

リシュブールとエシェゾーに挟まれた区画。

 

華やかでありながら、土やカカオの香りもあり。

 

 

仔牛フィレ肉の炭火焼き バジルと生姜の香り

アンチョビ風味のオニオンヌーボーとポレンタのフリッテッレ

 

 

デザートはこちら。

 

 

これとは別のデザートもご用意頂いた。

 

 

妊娠中はチーズは気をつけた方が良いとの事で。

 

 

 

 

実はこの日のデートのお相手は愚女。

 

暫くは気ままなお食事も出来ないから安定期に入った今、美味しいモン食わせろってLINEが来たから。

 

俺、じぃじになるみたい。