鮨の松由 | 月の欠片を探しに

月の欠片を探しに

出合ったワインやお店の話を徒然と。
時に海や車のお話も。

先週、渡沖を見送り仕事以外は自主的に巣籠もりへ逆戻り。
 
ま、今月も来月も仕事で関西や信州へと何度も走り回るから外向きの欲望はそこまで募らぬまでも内向きのストレスは徐々に鬱積。
 
今回、那覇で二店の寿司屋の訪問予定は流れ、ブログ繋がりの方々の美味しそうな寿司のアップラッシュもありそちらのストレスは最高潮(笑)
 
本来、我慢が人一倍苦手な愚生のこと、この圧力を逃すべく超地元の寿司屋へと走り込む。
 
いつもなら地元のお気に入りや行きつけは店名をあえてブランクにするも、こちらのお店はミシュランガイドでビブグルマンを獲っているので今更お客が更に増える心配もないか。
 
森岡シェフのとこ(ガッルーラ・八事)だって星を獲ろうが獲るまいが、予約の取りにくさは変わらないしね。
 
 
 
『松由』さんはちゃんとした江戸前が江戸下(東京価格以下、笑)で頂ける。
 
ミシュランガイド掲載前も知る人ぞ知る人気の名店だった。
 
頂いたのはカウンター限定の雅(特上の上)にお好みを何貫か。
 
この後、まだ少し仕事のため車での来店で今回はノンアルコール(泣)
 
でも、日本酒とかだけでなくワインも置いてるし好みの銘柄もご用意頂ける。
 
 
まずはこちらからスタート。
 
鮃の縁側
 
見た目通りの旨さ♪

シャリの解れ具合もやはり好み。
 
切り出しのこのネタで今日の一連の握りへ期待は高まります。
 
 
烏賊
 
塩が甘みを上手に引き立てる。
 
包丁の仕事も見事だが、白いネタは皿とのコントラストの関係でピントが上手く合わない。
 
 
大トロ
 
非常に上物の大トロ。
 
旨~い♪
 
赤身も頂いたが画像撮り忘れ(汗)
 
 
帆立
 
肉厚で歯応えも最高。
 
 
鰹の漬
 
上に乗ってるのはガーリックチップ。
 
 
image
 
夏に旬を迎える光物の代表。
 
これも江戸前の仕事。
 
 
甘海老
 
身を軽く潰し寄せて供されます。
 
 
 
これも実にいい仕事がされている。
 
昔、某誌で「鰯は梅雨間の一瞬の光」みたいな小見出しを見た覚えがある。
 
正に言い得て妙。
 
 
赤睦
 
私が大好きなお魚の一つ♪
 
脂の乗り具合に炙り方が絶妙。
 
一昔前の関東風にはこの名が通りいいけど、最近は日本海側の北陸、山陰で使われてる「ノドグロ」って呼び名がもうポピュラーだよね。
 
若大将も「ノドグロ」って言ってたし(笑)
 
 
 
やっぱり名店の玉は間違いないお味。
 
 
渡蟹
 
この蟹、甘みがほんのり香る感じ。
 
でもやはりピントが合わない、残念。
 
 
雲丹
 
利尻の馬糞雲丹。
 
禁漁前の天然物。
 
甘み旨味が凄い。
 
大将によると実は禁漁期の養殖物の方が上物だそうな。
 
 
煮牡蠣
 
牡蠣は厚岸産。
 
煮方、味付けも実に素晴らしい♪
 
 
穴子
 
好みでテリでなく塩で頂く。
 
肉厚、ふかふかの穴子。
 
 
車海老
 
こちらも地物。
 
大好きな車海老、個人的には生や半生を求める事が多いがこれも旨い♪
 
 
蝦蛄
 
〆はやはり地物のこちらで。
 
今の時期ならでは、子持ちで粘りもあっていい感じ。
 

 
赤身だけじゃなく巻物も撮り忘れちゃたけど、どのネタも素晴らしく大満足。
 
美味しいお寿司をご近所でリーズナブルに頂ける幸せ。
 
美味しいお寿司を食べたい圧を逃がすどころか来週も行きたくなった(笑)