キタムラ ガッルーラ  シェ・シバタ コラボディナー | 月の欠片を探しに

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出合ったワインやお店の話を徒然と。
時に海や車のお話も。

私が地元で一番大好きなフレンチとイタリアン。
 
その両シェフと名パティシエが年が一度だけするコラボレーションディナーに行って参りました。
 
クッチーナ イタリアーナ ガッルーラ
 
森岡 賢一 氏
 
シェ・シバタ
 
柴田 武 氏
 
ラ・グランターブル ドゥ キタムラ
 
北村 竜二 氏
 
キタムラさんの周年記念企画のコラボの中の一つでガッルーラさんとは三年前が初でしたかね。
 
ちょうど前日の祝い事に合わせての参加です。
 
今年はキタムラさん、10周年ですし、そちらのお祝いも兼ねて。
 
 
まずスタートはこちら。
 
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桜の木でスモークした
フレッシュフォワグラとマグレカナール
苺、マンゴ、パパイヤ、無花果と
パッションフルーツのソース
 
ご存知、ガッルーラさんのスペシャリテ。
 
森岡シェフへの賞賛の43%はこのお料理によって生まれます(なぎさ調べ、爆)
 
今回は色々なフルーツをブロックにしています。
 
ただ、酸味を感じさせるものもあったので、若干バランスを崩したかも。
 
 
 
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伊勢湾産・鯒のカルパッチョ
兵庫県三田産・じゅんさいをあしらって
青紫蘇のソースとシークワーサーの泡
 
今が旬の鯒(こち)。
 
あっさりですが、旨味のある脂がのっていて美味しい。
 
シークワーサーのソースがこの日のワインに一番合います♪
 
 
いただいたワインはこちら。
 
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ドゥ・モンティーユ ブルゴーニュ・シャルドネ 2009
 
私が比較的好きな、ネゴス、モンティーユ。
 
貴族の家故の資力で優秀な農家の優良な畑の葡萄が集まってくるそうです。
 
今日はお料理が主役なので、あまり個性的でない抑え目なワインかつ、お魚の多い流れのメインまで通しで行くワインとしてチョイス。

私が個人的に白好みというのもありますが、最近のトレンドとして結構白ワインで通すスタイルが多いみたいです(特にモダンイタリアンでは)
 
若干薄めですが、華やかな香りと09らしい果実味、酸とストレート感。
 
でも、最初は元気ですがメインの少し前にはダレや苦味が出だしてきました。
 
もう少し強い、上のクラスのものがよかったですかね?ちょぴり残念。
 
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冷製トマトのフェデリーニ
赤貝、鳥貝、つぶ貝、クラゲ、カラスミと
フリーズドライのトマトと共に
 
この時期美味しい貝類や海の幸の歯ごたえを愉しめ、森岡シェフらしい一品。
 
ボッテガとトマトの甘みのバランスも素晴らしい。
 
 
 
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和歌山県産・伊勢海老のポワレ
ポワブロンとリゾーネを添えて
渥美半島産・花ズッキーニに
帆立貝とオマール海老のムースを忍ばせて
ソース・メルメロ
 
オマールとソースの絡み具合が最高。
 
左の花ズッキーニの中にオマールやホタテがゴロゴロ。
 
北村シェフらしい手の込んだお料理。
 
 
 
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名古屋コーチンのラグーと
宮崎県産・玉蜀黍のリゾット
夏トリュフと巨峰の干しブドウのソース
名古屋コーチンのコンソメを流して
 
コーチンのラグーで少し濃い口を予想してましたが、さにあらず。
 
コンソメは出汁系のあっさりな旨味。
 
サマートリュフの香りが食欲を刺激します。
 
 
 
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伊勢湾産・カマスのグリル
フランス産・白アスパラガスと
山形県産・アスパラソヴォージュをご一緒に
ほんのり甘酸っぱいソース・ビガラード
 
今が旬のカマスの脂の状態を上手に活かしたグリル。
 
同じく旬のアスパラも美味しい。
 
ビガラード(苦味)が良く効いてます。
 

 
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イタリア産・ラパンのフリチュール
パート・カダイフを纏って
愛知県産・姫人参と
福岡県産・キャンディオニオンを飾って
 
北村シェフお得意のフリチュール。
 
この日のメインはイタリア産のラパン。
 
臭みもなく柔らかく、甘みを感じます。
 
全体のバランスが素晴らしい。
 
キャロットが添えられているのは天国に行っても、うさちゃんがお腹を空かさないように?(爆)

 
 
そして、ここからはこの日のもう一人の主役、友情出演のシェ・シバタの柴田シェフのお仕事。
 
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フレシュールアナナと柚子シュー
 
フレシュールアナナ(パイナップル)の程よい甘さ、冷たさが柚子のシューに良くマッチ。
 
上の白いスッティク状のものはメレンゲ。

アイスクリームとかのウエハースの役目でしょうか?
 
 
そして。
 
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宮崎県産マンゴの卵
トロピカルテイスト
 
よく熟した果肉を甘く爽やかに仕事。
 
これがむっちゃ気に入りました。
 
玉子に見立てられたデザート。
 
泡立っいるのはパッションフルーツのソース。
 
外側の殻はホワイトチョコ。

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潰してみるとこんな感じ♪
 
途中から殻も割ってまぶしていただきます。
 
 
最後の締めはこちら。

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ショコラ・ジャンドゥーヤ
 
濃厚な生チョコが、この日の幸せ感をさらに持ち上げでくれます。
 
 
この三人の組み合わせ、ハズレるはずがありません。
 
大変素晴らしいお料理の数々ありがとうございました。
 
北村シェフ、10周年おめでとうございます。
 
ちょうどお忙しくされておりましたし、帰りがけにちょうど森岡シェフと長々と喋り込んでしまいましたので、お祝いとご挨拶せず帰りましたことお許し下さい。
 
これからも美味しいお料理を宜しくお願いします。


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