吉凰(きっこう) | 月の欠片を探しに

月の欠片を探しに

出合ったワインやお店の話を徒然と。
時に海や車のお話も。

名古屋で一番高い寿司屋!


どれくらい高いかというと地上41階。


高ぁ~い!(爆)


実は日本でも一番高い場所にある寿司屋らしい。


値段的にも名古屋ではもう一店、車道の『龍文』さんと双璧をなすという噂も。


正直、高級店と呼ばれるお店に期待を抱き過ぎないタイプではありますが、それぞれの値段に理由があるというのもまた真実。

高いお値段でもお客様に支持され商売が成り立っているのはそこに理由があるからに間違いないはずです。

その謎を探りに行って参りました(笑)


私が頂いたのはランチ10食限定の5千円のお任せコース。


オープン当時には3万円を越えるコースがあったそうです(汗)


ビールも飲みましたがまずはワインで。


月の欠片を探しに-吉vin

ルイ・ラトゥール シャブリ 2009


スタンダードなシャブリです。


お寿司には向いています。


LLはCPが高くていいですね。



おまかせコースには前菜と赤出し、デザートが付きます。

月の欠片を探しに-吉付出

冷製豚しゃぶ


プチトマトはポン酢に漬けられたもので、漬かり過ぎて塩分きつめ。


隣の男性客が「梅かと思った」と言っていました。


トマトのマリネとか好きなので、もう少し薄味だったら気に入ったかも。


この器、まだまだ健在なんだなぁ~



月の欠片を探しに-2

スミイカ


しゃりが立っています。


口に含むとしゃりが崩れるその絶妙な握り具合がいい。


その後、鯛を画像撮り忘れ。


月の欠片を探しに-3

こはだ


今回は包丁を入れているだけですが、編み込んでくれる時もあります。



月の欠片を探しに-5

秋刀魚↑こっちは仕事してないもの。↓こっちは昆布〆されたもの
月の欠片を探しに-4 松前漬けです。


かなり美味しかったですが新秋刀魚のこの時期、そのままの秋刀魚の握りがいただきたくてお好みで上の生秋刀魚を握ってもらいました。



月の欠片を探しに-7

いくら軍艦


月の欠片を探しに-6

鉄火巻き


実はこちらのお店で私がいつも感心させられるのが海苔。


知多のある生産者の海苔なのです。



月の欠片を探しに-8

穴子を塩で


あなごも美味しい時期。


こちらもコースではなくお好みで。


もう一品お好みで頼んだのは車海老ですがこちらも画像無し(汗)


月の欠片を探しに-1

大トロ


大トロのしゃりには赤酢を使っています。


トロにあわせる為に工夫されました。


月の欠片を探しに-甘味

抹茶プリンで終了。



元々は名古屋随一の繫華街錦にお店を構えておられ、ミッドランドスクエアのオープンと同時に移転。


その後、大将は再度錦に店を出されるもこの8月に閉店。


さきほど触れた海苔もそうですが、ネタはもちろん、塩、しゃりにも非常にこだわりのあるお店です。


確かに素材も吟味されていますし美味しいのですが清貧を潔しとする私にはいささか高価(爆)


大将は「寿司を握る為の手を持っている」と評された方。


今は軽い療養の為あまりお店に出られないようですが早くまた板場でお会いしたいものです。




寿司処『吉凰』(きっこう)


住所:愛知県名古屋市中村区名駅4-7-1ミッドランドスクエア41F


TEL:052-527-8844


昼…11:00~15:00(LO14:30)

夜…17:00~23:00(LO2:30)