演奏後記 | なぎの音楽日記

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チャリティーコンサート、終演いたしました。




左から


池内響さん、私、種谷典子さん、浪川佳代さん、佐藤祥さん、村松恒矢さん。



今をときめく素晴らしい歌手の方々と


サントリーホールブルーローズは超満員。



とても緊張しました。


自分のコンディションの悪さ、初めて弾くソロ曲の不安などで 


舞台に上がるのに、逃げ出してしまいたくなるくらい、精神的葛藤がありました。。。



演奏をしていると、



終わりの見えない登山をしているような気分によくなります。



なんでこんなに苦しいのに登り続けるんだろう


登るのを諦めたって、いつ辞めたって、誰も困らないし、気付かれないくらい。



でも登るのをやめたら次がもっと苦しくなる


ということはわかっているし



登っている途中で、ふと見える美しい景色に、心から感動したりする。



だから私は、ピアノを弾くことをやめられないんだなと、気付かされる。



舞台の上は、いつも自分との戦い。



しんどいけれど、戦うことをやめたくないなって、思う。






このチャリティーコンサートは私にとって、特別なもの。



長年、公私共にとてもとてもお世話になっている浪川佳代さんが白血病で倒れたのは、2019年。



今でも、留学中のイタリアで発病の知らせを聞いて、泣き崩れた朝のことを、昨日のことのように思い出します。



幸運の巡り合わせと、強い強い精神力で病気を克服され



今また、同じ舞台に立てることを、本当に本当に幸せに思います。




つつがない毎日がどれほどに大切かということを


しみじみと考えるこの頃です。




長くなりました、読んでくださりありがとうございますラブラブ



おやすみなさい星