黒や白など、普通のPLA+の印刷に比べ、光ものの印刷はちょっと難しいです。
でも、XYZダビンチPro1.0でも頑張ればできます。
今回、安くて光って剥がす作業も問題ないフィラメントと出会えたのでコツと一緒に残しておきます。

 

今回のおすすめはこちら。CC3D シルクPLA Gold

安い、そこそこ光る、完成後剥がしやすい と3拍子揃った逸材です。

公式ホームページも見つからないという、不安にあふれるフィラメントですが、結果オーライ


 

印刷パラメータは、ノズル200℃(195-210) プラットフォーム60℃ ピッチ0.1mm 印刷速度 15mm/s


不安な方には1kgでなく、500gリールも1000円くらいで買えるのでお試しにも最適

 

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使用条件

 

我が家のプラットフォームシートはBuildTakが入手困難になったので、これを使っています。

 

プリンタはXYZダビンチ1.0Pro のままです

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光物印刷



で、以前は金印刷といえば、コレ一択だったのですが、、、、

コレは、光具合もCC3Dより若干良く印刷できるのですが、印刷後にプラットフォームシートから剥がれない!
印刷直後ホカホカの時に気合を入れてギリ
冷めちゃったら、もうクサビ打ち込む勢いで取らないと無理 なのがタマニキズだったのです
(だから印刷終わる前から3Dプリンタ前待機が必須だった)

 

が、CC3Dは安い、反らない、だいたい光る、つるっと剥がれる
(印刷パラメータは暫定、ノズル210℃ プラットフォーム60℃ ピッチ0.1mm 印刷速度 15mm/s)




で。シルク系を印刷するときは、細目遅めが安全です。

 

なぜなら、ロードするだけでわかるこのクセの強さ


普通のPLA+だと均一な太さで出てくるところを、太くなったり細くなったり悪い予感しかしません

 

安心安全の普通のPLA+↓。ただし光物系は無し


シルクプラ系はとろとろ気味で、すぐに固まらずにしばらくしてから固まるためこうなる気がします。

ただ、この特性により表面がなめらかになって光るようです。

なので、太く速く印刷すると溶けたろうそくのような何かが出来たりします

ですが、細くゆっくり印刷すれば バッチリ


剥がしもシール剥がしでするっと一発

 

素晴らしい。これで金印刷時も安心して寝られるようになりました
(3Dプリンタ前での完了待機が要らないから)

それでは、よい3Dプリンタらいふを

追記:1層の面積が減る=細いところでは上下方向の20%程度のつぶれ発生を確認。
  195℃ 10mm/s 上下扉解放で冷まし気味にしても改善せず。 
  厳密な寸法が必要な個所は標準スライサーでは対応不可。
  とろとろが固まる前に上の層を載せられると重力で沈んでしまう模様。
  →層間で冷却のための休止等が必要そう。
  →Curaで以下を設定すればイケるかもしれません。
   Minimum Layer Time(最小レイヤー時間)
  Minimum Speed(最低速度)
  Lift Head(ヘッド持ち上げ)
 
   大きいものや、多少のつぶれが問題ないものならOK
  写真は上から195℃ 10mm/s 扉解放、200℃ 15mm/s、210℃ 15mm/s
     輝きは195℃~200℃の方が良い気がします。若干



シール剥がしはコレ。するっと剥がれるようになったので刃こぼれも減ることでしょう