VLANと言うのをご存じでしょうか?
LANケーブルやハブの数をまとめてスッキリさせる、一部のハブやルータに備わっている機能の一つです。

逆に言うと、LANケーブルやハブが増えて良いなら、LANケーブルとハブを増やして実現しても機能的な差はありません。
ゆえに、VLANは ただのスッキリ配線機能に過ぎません。


LANの基本とVLANが役立つ時
例えば、インターネットプロバイダーと契約してると、こんな感じになってたりしないでしょうか。


前提1)
それぞれの色は別のネットワークなので、それぞれのネットワークに繋がった機器同士は、
(標準設定では)通信できません。
例えば緑と青にそれぞれつないだPCやハードディスクレコーダやスイッチボットなどはお互いを見つけられません。
(クラウド経由で通信できる場合もありますが、いろいろ遠い未来にトラブルを起こすのでやめた方が良いです)


前提2)

また、無線LANルータの置き場所は、理想的には自宅なら基本的には自宅の真ん中で開けた場所です。
3F建ての家なら、間取り図でみた中央、2Fの床から1mくらいの場所

2F建ての家なら、間取り図でみた中央、1Fの天井付近
マンション・平屋なら間取りの重心位置付近になります。


前提3)

これに加えて、新しい光や、ローカル4Gインターネット、4GLTEルータ等に契約変更した際に、
光ケーブルの引き込み場所や、電波の入り具合で プロバイダのルータ置き場が自由にならない事も多いでしょう。


そんな制限の中、理想を追ったら、、、例えばこんな感じ。

全部、無線LANにすれば良いんじゃない?という話もありますが、個人的にはお勧めしません。
そもそも無線LANに対応してない機器もありますし、
2.4GHzは、ワイヤレスマウス、キーボード、ヘッドフォンも使う上、
スイッチボットなどが2.4GHzにしか対応してないので混んでいます。電子レンジの影響も受けます。
隣の家が強大な無線ルータに買い換えるかもしれません。

無線(LAN)は貴重な資源として最小限の利用にしておくのが無難です


話を戻して、上の図で青と緑の線が2本 1F⇔2Fを行き来しています。
フリーアクセスがついたオフィスビルなら、LANケーブルやハブくらい いくらでも追加で埋めるところですが、
普通の家庭の壁の中には良くて1本CD管(ファイバー・電話線などの信号線を通すための管)が1Fと2F(か、天井裏)を繋いでたら上等です。

また、CD管にLANケーブル2本を通すのは中々至難の業になります。通せてもクロストークが嫌だから私なら通しません


CD管↓ 電話線ジャック等の裏に顔出してる事が多いオレンジ色の管。電源線以外に使う管。

 

そういう時は~ ご自宅でもVLANです  前フリ長い。やっと言えた

 

LANケーブルおまとめ機能(=タグVLAN)を使うと、複数のLANケーブルをおまとめ1本にできるのです。

一本のLANケーブルに、複数のlanケーブルを相乗りさせる感じです。

長くなったので次回につづく
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何でこんなに長々と説明してるかというと、安い機器でもVLANできるんですが、
ハマりポイントが多いので残しておこうと頑張っている所存です。
慣れるとちょいちょい使える技術ですが、まあ、安い機器の出来が適当かつ、メーカが全然直す気もなくてwww

ちなみにコレ↓。似たのが多いから注意。型番最後にEが付かない奴はハズレ

スイッチハブ価格で、VLAN使えます。設定のクセ強いけど