垣谷作品の感想は続きます~(≧▽≦)。

 

本日は・・・

 

「あなたの人生、片づけます」垣谷美雨著

 

 

社内不倫に疲れた30代OL、妻に先立たれた老人、子供に見捨てられた資産家老女、ある一部屋だけを掃除する汚部屋主婦……。『部屋を片づけられない人間は、心に問題がある』と考えている片づけ屋・大庭十萬里は、原因を探りながら手助けをしていく。この本を読んだら、きっとあなたも断捨離したくなる!

すごく共感できるエピソードばかりでした。


特に1話目の「清算」は「あーわかるわかる!」と言いたくなりました。


憧れてる人の持ち物って、欲しくなりますよね。


今の自分に自信が持てないから、いつも自分以外の誰かに憧れて、「~さえあれば、〇〇さんみたいになれるかも」と思い込む。


でも、たかが何か「物」を手に入れた所で、理想の自分になれるわけもなく。


だけど、それでも「~さえあれば、~できさえすれば」と信じ込んでしまう。


昔の週刊誌の裏表紙とかに、「このお財布を手に入れてから、ダイエットが成功して宝くじが当たってステキな彼氏が出来ました!」みたいな、今思えば人を馬鹿にしているような広告が良く掲載されていましたが、何のことはない、誰に言われずとも、自分自身でそんな「魔法」を作り出し、どっぷりはまってしまうこともあるものです。


「魔法」は「魔法」。


そんなものはまず「ない」のです。


本作では片付け屋・大庭十萬里が、依頼人が「真の願い」に気づけるよう、家を片付けながら導いていきます。


以前、私の友人が「家が散らかっている人は、頭の中も散らかってる場合が多い」と言っていたのですが、確かにそうだなぁと思います。


頭の中が、心の中が整理整頓されていないと、部屋まで気持ちが向かないんですよね。


物を集めてしまうのも同じ感じで。


欲しいものは他にあるけど、それは手に入らないから、替りのもので間に合わせようとする。


でも、それは所詮「本当に欲しいもの」ではなから、いくら集めても満足できず、数だけが増えていく。


誰もが陥りがちな循環、私も気を付けよう、と自戒をこめて読了しました。



欲しい物を自分の「外」に求めるのは危険です。


褒められること、大切にされること、甘えさせてくれること。


全て自分で賄ってしまえばいい。


「そんなの寂しいでしょ?空しいでしょ?」と無責任に言う人たちなんて、無視しましょう。

 

その人たち自身が実は寂しいんです、空しいんです。


自分のために丁寧に淹れた紅茶を飲み、自分のハンカチにアイロンをかける。


ひとつひとつは小さなことでも、自分を大切にする実感が、やがて満足と幸せに繋がるように私は思います。

 

 

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母が送って来た多すぎるスモモを、さっそくジャムにしてみました(/・ω・)/

 



甘みはフラクトオリゴ糖を使って、素材の味を生かした味を目指したら・・・

 

甘さ控えめ過ぎて、私以外誰も食べられないジャムになりました・゚・(ノ∀`;)・゚・

 

一口食べたら目が覚めます!(笑)

 

それくらい酸っぱい(笑)!

 

 

 

 

 

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