子猫を迎えた日。
夕方、学校から次男帰宅。
ささ、こっちこっち!と手招き。
「ナギとルウよ」
「うわぁ ほんとにウチに猫がおる!かわいいーっ」
パァッと明るい表情になった次男を見て、ひとまず安堵。
デイサービスから母も帰ってきた。
「見て見て子猫ちゃんよ」
母も途端に笑顔になった。
そしてすぐに抱っこしたがったので、そっと手渡してみた。愛おしそうに撫でている。
やっぱりアニマルセラピー、動物の力は偉大だ。
その後、動物病院での経緯を説明して、
家族みんなで協力し、頑張って看護しようということになった。
早速、軟膏の目薬を入れなければならない。
恐る恐るだが、次男が率先してやり始めた。
抱っこしてそっと瞼を指で開けて、軟膏を塗り付ける。
ふむふむいい感じ。上手じゃん。
そうこうしているうちに床に黒い粒々が…
あーっ!ノミだ!ノミ!
首元に垂らしたノミ取り薬が効いてきたのだ。
よく見たらそこらじゅうにノミ、ノミ、ノミ!の死骸。
ゾゾゾ悪寒が走った
それこそ家族全員各自コロコロローラーを持ち、
目を凝らして床やソファをコロコロ、コロコロ、コロコロ、コロコロ…
あぁキリがない〜〜
想像を絶するおびただしいノミの数に萎えそうな心を奮い立たせて立ち向かう。
(このノミ取りローラー作戦はまる2日間続いた)
卵が落ちていては大変と念入りに掃除。
こんなに大量のノミに寄生されてたナギとルウ…
さぞかしチクチク痒かっただろうな。かわいそうに。
そりゃ貧血にもなるさ。
けどもう大丈夫だよ!
さ、動物病院で出して貰った鉄分たっぷり栄養強化の缶詰をたくさんお食べ。