動物病院にて、
驚く案件多数発生…。(前回記事参照)
ナギとルウが生まれたのは長閑な田園風景広がる山間の町。
元の飼い主さんは養鶏場を営まれており、常に数匹の猫や犬と暮らしておられる。
後で知った事だが、その猫ちゃん、ワンちゃん達も皆自由で野放しらしく、
それぞれが日中どこで何をしているかは把握されていないようだ。
ナギとルウのお母さん猫も いつのまにかお腹が大きくなって、どこかで子猫を産み、気がつくと2匹の子猫を連れて帰って来ていたらしい。
だから誕生日もわからないと言う。
もしかしたら、もう数匹兄弟がいたのかも知れないな…。
なので、ナギとルウも生まれながらに ほぼほぼ野生児。
故にノミもつき放題だし、今まで何を食べてきたのかわからないのだ。
そういえば、元の飼い主さんに、ご飯はどんな物を与えているか尋ねた時に
「カリカリでも何でも食べるよ」
と言われて、ん?この月齢で?
とふと疑問には思ったのだが…。
とにかく現実に目を向けよう。
病院で猫エイズも含めて色んな検査をしてもらった。
混合ワクチンは貧血や病気が治って、健康体になってから接種することになり、
まずはノミ取りの薬をスポイトで2匹の首元に垂らして貰う。
息絶えたノミやノミの卵がどんどん落ちてくるので、
絶えずにそれを取り除くように言われてビビる。
軟骨目薬は綿棒とかじゃ眼球に傷がいくので、指の腹で入れるようにと指示され、
またまたビビる。
あとは飲み薬と栄養価の高い缶詰を処方された。
上手く育てて行けるのだろうか…。
不安を抱えての帰宅となった。
私達の心配をよそに
ナギもルウもウチの中をチョロチョロと元気よく動き回る。
そして、遊び疲れたら電池が切れたように コトッとおねんね。
無邪気とはこの事だ。
よし!早く病気治そうね!
今日からよろしくね!