雅幸は私が初めてだったと知って
相当嬉しそうだった。

俺、実桜のこと、めっちゃ大事にするから!
と言われた。


男は最初の男になりたがり、
女は最後の女になりたがる、なんて言葉もあるが。

言葉、恋愛の神様と言われている日本の歌姫
松任谷由実さんの“魔法のくすり”という歌の中にも
あります。
男はいつも最初の恋人になりたがり
女は誰も最後の愛人でいたいの
だから所詮おんなじ気持ちで
求めあってると思っちゃいけない
と。なんとも男女の恋愛心理を言い当てています!


雅幸には自分以外の男を知らない私が
とても価値のあることのようだった。

私はそんなものなの?くらいにしか思わなかった。

いい歳して処女なんてキモい... と
本気で思っていたし(笑)

でも、遊びの女ならセックスに慣れてて
楽しめる相手がいいけれど、
本気で付き合う彼女の経験人数は
なるべく少ない方がよしとされている。

本命ならば遊んでるヤリマンな女は
嫌だってのが世の男の普通の感覚で。

最初の男になれる事は確立も低く嬉しいもの。
本気度が高い程に男には嬉しい事なのは
ようやくこの頃理解した(笑)


だんだん雅幸の愛情が歪みだして
耐えられなくなり逃げてしまうのだが... 。



雅幸は優しく面倒見も良くて、
気遣いもできるし、とてもマメな男。

私を大事にもしてくれるし、私も何でも話せる。
身体も許せたら雅幸といる時は
べったり甘えるようにもなった。
雅幸も全力で受け止めてくれるし、心地よかった。


雅幸のセックスは優しかったし気持ちよかった。
その時は彼しか知らなかったけれど、
過去を振り返っても彼は優しく上手かった(笑)

整体でアルバイトをしていて柔道整復士を
目指していたんだから、( 後に国家試験に合格 )
身体の扱い?にも
慣れていたのはあったと思うけれど(笑)

セックスでもサービス精神旺盛だったと思う!(笑)


若かったし、雅幸に結構な頻度で求められた。
私も嫌じゃなかったし、求められて嬉しかった。

雅幸のおかげですぐに快感も覚えて。


雅幸はそれもすごく嬉しいらしかった。
自分が開発した、みたいな気持ちだと。

実桜にいっぱい気持ち良くなってもらいたい。
実桜が気持ちよくなってる姿を見るのが快感で、
実桜の喘ぎ声にめっちゃ興奮するし俺も嬉しい。と。

それに、ついこの前まで
処女だったなんて信じられん(笑)

すごい勢いでエロさが増してるし
相性がサイコーすぎて実桜と毎日でもしたい、
俺、すぐ欲求不満になってムラムラしちゃう(笑)

実桜がめっちゃ好きすぎて自分がヤバい、
ずっと実桜を触っていたい... 
俺、壊れてるかも~と(笑)


私は胸が小さいことを気にしていたけれど、
雅幸は、
実桜のおっぱいならどんなんでもいい(笑)と...  


でも、セックスで私が嫌だと言うことも
次第に要求されるようになってきて... 

生で中に出せないから口に出したいとか... 
好きだからしたいんだと... 

でも私は苦手で無理。
好きでもそれとこれとは違うと思う、
生理的に許容できないと言っているのに
わかってもらえない。
俺のことが好きならできるだろうと... 

そこまで無理強いはしてはこなかったけれど、
雅幸の私への愛情が歪んでいる前兆だった... 



続く