余りにも腹立たしすぎて

終いには

何だか哀しくもなってきて

プチ家出のつもりで

また

ミッドナイト・ドライブ

今回は理由が理由なだけに

ちょっとグルリと30分て訳にはいかず

若かりし頃

ドライブに行ってた

同じ県内の○○○スカイラインに
行くことにした

愛車の名前が

《スカイライン》

なだけに

旅行に行っても
スカイラインと名のつく道に
何となく興味をそそられてしまう

早速
車のナビに目的地をセットするも
正式名称を思い出せないくらいの
久々感

何とかセットし
○○○スカイラインに向かった

スカイラインだから
山を登るイメージ

そこで
かねてから
撮影したかった夜景が撮れるかも
などと安易に考えていた

本当に
安易に…

目的地に近づく程
自分が予想してた道とは
かけ離れた山道に入って行った

しかも
しだいに道幅が狭くなっていった

すれ違う車は数えるほど

辺りは漆黒の暗闇

しかも
エンジントラブルでも起きそうな
急勾配のS字カーブの連続

ナビの道が、
グネグネと物凄い事になってる

たまにすれ違う車は
完全な走り屋系の車
変な輩に因縁つけられでもしたら
マジで殺される

頂上は
素晴らしい夜景が広がっていたが
当然
そんなもの停まって見ていたら
何されるかわかったもんじゃない

容赦ない幾重にも重なる
連続S字カーブの路面には
凄まじいブレーキ痕が
色濃く残っていた

いつまでも続く悪路

怖いのと切なさで
よりぞう🐘に電話するも

出ない

寝てるんだ………

誰に知られる事もなく

(もうこのまま終わりなのかな)

などと良からぬことが
脳裏をよぎる


もういいや
疲れたな

と思いかけたところで

広い道に何とか脱出できた

私の記憶なんてものは
アテにならないと
こんなはずじゃなかった発言を
聞かされて
いつも迷惑を被ってる
よりぞう🐘は言う

まさしく
その通り
いつものことでした

それにしても
あんな悪路が
昔は観光地として
有料だった事を思うと
とんでもないボッタクリだ


何とか命からがら
いつもの道まで戻り
嫌々ではあるが
家に戻った

時間は
既に出発してから
2時間以上経っていた
出ていくとき、何も言わず出てきた

家の明かりがついている

神妙に反省し
心配の1つもして起きているのかと
淡い期待をするが


そんなわけは無い

アイツはそんなタマじゃない

期待をした私がバカだった


アイツは

汚い汚部屋で

半分尻を出しながら

寝ていた


私の事なんて全く気にしない


そんな人間なんですよ

親が酷すぎると

自分の存在が

嫌になりますね