今日行った美容室で…
担当の男性美容師が、鏡の中からこう言った
『○○さんて、○○(私の住所)に住んでるんですね~』
えっ?

個室でもない、そう広くない店内は、数人の他のお客様で埋まってた
私が、初めての客であることも、楽しそうにタメ口で他のスタッフと話してるお客様は、容易に感づいている静まり返った店内に、彼が発する言葉は、より一層響き渡った
店に入って直ぐに書いた氏名、住所、電話番号を書いた、あの私の個人情報の一部を堂々と口にしたのだ
以前は、県外の誰も私の実家の場所なんか知ることがない、今、住んでるところよりは、はるかに都会の場所だったせいもあるが、その店に確か、3年は通っていた中で、私が、どこに住んでるか、職種は何なのか、プライベートな事は私が、話さない限り一切聞いてくることはなかった
前に、やはり初めて行った美容室のフロントで、そこに来るお客全員が立ち寄るであろうその場所に、あろうことか、初めて来た顧客の氏名、住所、電話番号をテーブルの上に置きっぱなしにしている美容室があって、かなりドン引きした覚えがある
そこに同様に記入するよう促されたが勿論、私は拒否したし、その店に当然2度と行くことはなかった
今日の彼が、聞いてきたその時は、戸惑いはしたものの、いきなりまだ始めてもいない、しかも、今日しなかったら、来週からの旅行に間に合わなかった事もあり、大人の対応で難なくやり過ごしたが、彼のお喋りは更に続き、自分も私と同じ小中学校の卒業生であることをベラベラと話し出した
しかも、その美容室は、よくよく聞けばオーナーが母親でスタッフは、その母親と妹と自分の親子プラス、他の従業員1人のほぼ家内事業で営んでいることまで判明した
てことは、そのオーナーである母親は、私の近所出身てことは、同級生の親戚?!等、ドライヤーが熱すぎたことでの頭皮の痛みに耐えながらも、私の頭の中は、ぐるぐるといろんな人の名前が駆け巡っていた
帰って、オババにその事を話したら…
やっぱり、私の同級生の兄嫁だったと知った
私の家から、歩いても行ける距離だ
私は、これまでも書いているが、実家に戻ってきたのは、30年ぶりだ
しかも、バツイチ
こんな狭いド田舎で、バツイチが無職になって帰ってきたとなれば、周り近所では、オイシイ茶飲み話になっているに違いない
そういう場所だ、ここは
まぁ、少なくとも今日の私は、髪も綺麗になって、ちょっとはマシになっただろうし、技術自体はドライヤーが熱すぎた事を除けば、問題ない美容室ではあった
でもさ
個人情報の取り扱いには、もうちょっと敏感じゃないと困る
これで、あの男性美容師(いづれ母親の跡を継ぐらしい)が、私の同級生に、私が来たと言うことを言わないで欲しいと願うばかりだ
早速、家に帰って直ぐに、次に行く他の美容室を探したのは言うまでも無い
ダカライナカハイヤナンダヨ