一週間経ちましたガーン


出勤したら、まず店内中の照明を点けることから始まります。

もちろん、美術館内も。

そしてもちろん、オーラ漂うあの方のお部屋も・・・ドクロ


朝はまだいいんです・・・まだ。

外からの光もあるしね晴れ

問題は夜!!夜の街


照明を消したら一目散です・・・振り返らずに走る人


あの方の視線が怖いんだものッオバケ


しかしッ!!いつまでも怖がっていたのでは埒があきませんッ!!

だってだって、やっと見つけた仕事です。辞めてしまってはまたニート生活です・°・(ノД`)・°・


プンプン負のオーラ漂うビスクドール様を恐れてはいられません!!プンプン


せめて少しでも恐怖心を無くそうと、私は彼女に名前を付けてみることにしました。

本当はそういうことしちゃ、ますますやばいことになりそうだなって思ったのですが・・・

私は敵じゃないよ的な感じで・・・グッド!


「キャサリン」と・・・


少女時代に読んだ漫画に出てきた、恐ろしいビスクドール「キャサリン」・・・

もうこれ以外の名前は浮かびませんでした


朝、「おはようキャサリン」(・ω・)/

と、あくまでも心の中で囁く私。


夜、「また明日ねキャサリン」(*゜▽゜ノノ゛☆

あくまでフレンドリーに、かつ、心の中で・・・


だんだん慣れてきたころ、決心してキャサリンをじっくりと見てみることに。

今までは(ノ◇≦。) だったので、近づいたことも無かった・・・


間近で見るキャサリンは、


輝くブロンドの髪


魅惑のブルーアイズ


ふっくらシュガーピンクの頬


そして\14800のタグ



え・・・これ売り物・・・??Σ(・ω・;|||


え・・・しかも14800円・・・??Σ(~∀~||;)


昔のものっぽいから、当時のままのタグ・・・??


いや・・・\マークついてるし・・・(・Θ・;)




キラキラキャサリンよッ!!君って意外と可愛いとこあったんじゃんッ!!キラキラ



「では、早速明日から来てください。早い方がいいでしょう」


キラキラ就職が決まった瞬間、私は鼓舞した。キラキラ


一次の試験、面接。二次では各部署支配人たちとの面接。3次・・・また面接。そして4回目の面接。


今までフリーター生活でお茶を濁していた私こと凪子は、高校でも就職活動というものをしていなかった。

普通、こんなに面接ばっかするものなの??(・Θ・;) と半ば半信半疑


もう20過ぎだし、ちゃんと腰を据えて生活せねばと数打ちゃ当たるで履歴書をいろ~~~んな所に送りまくった。

数々の面接&試験を経て残ったのがここ一社・・・

落ちたらまた宙ぶらりんのフリーター生活。。。保険とか入りたいものッ!!メラメラ


自分なりに頑張った結果、見事合格クラッカー


なんだかんだで手取り14万からのスタートだけど、学歴ない私にとっては上等だよね・・・あせる

ブーケ2私も立派に社会人じゃんブーケ2と意気揚々と初出社。


が・・・


なんかここ・・・嫌な感じがする・・・汗汗


私が配属されたのは、とある私設美術館兼、ブライダルリングのショップ。


受けたのは元々、結婚式場だった。衣装の仕事を希望していたのだが、いろいろあってここに配属になったらしい。

結婚式場の専属ブライダルショップと、それに併設されている社長の趣味で蒐集された絵画、美術品の美術館。

二つともそれほど面積があるわけではなく、こじんまりとした店である。


スタッフは私の他に、店長と、パートさん一人という、なんか雰囲気的におざなり感が否めない・・・


やっと就職できたんだ、文句は言うまい・・・販売の経験あるし・・・


まあ、そんなことはこれから起こるドクロ恐怖ドクロの前フリにすぎなかった。



新しい職場を店長に案内される私。

社長の趣味とはいえ、ここまで大量に、みっしりと、美術品ばっかりあると・・・凄い。

ロココ~キラキラって感じの家具だとか、エミール・ガレのランプだとかが所狭しと並べられている。

「二階にも絵画や家具なんかが、沢山あるのよ」

と、にこやかに話す店長。


一歩・・・また一歩と階段を踏みしめる私。


なんだか・・・


なんだか・・・


ドクロ負のオーラが漂ってきているッドクロ


言葉に表せないこの感じ・・・私は一度、経験したことがある。


それは小学校5年生の秋、


初めてオバケ幽霊オバケというものを見たときと同じ空気ッ!!


今でも忘れることができない、あの秋の日。私は見てしまったのだ・・・

髪の長い、半透明の女の人が、開けっ放しの兄の部屋から音も無く出てきて消えたことを。


いるッ!!なんかいるッ!!(/TДT)/絶対なんかいるッ!!


「うわ~・・・すご~い・・・」(私)


「でしょ~?凄い数よね~」(店長)


違う!違うんですッ!!この空気が凄いと言いたいッ!!(((( ;°Д°))))


変わらずにこやかに案内する店長の後ろに、私は見てしまったのだ・・・


応接間のようなスペースになっている部屋の棚の上。

ひと際強くナゾの人負のオーラナゾの人を漂わせている貴方の姿を・・・


それは、見るからに古い、恐怖を絵に描いたような


アンティークのビスクドール・・・(°д°;)


見てるッ!!めっちゃコッチ見てるッ!!(((( ;°Д°))))


明らかに引きつる私を尻目に


「明日からよろしくね(‐^▽^‐)」


の店長のひとこと。


「は・・・は~い。がんばりま~す・・・(;´Д`)ノ」




頑張れるのかッ!!??わたしッ!!!