尿が出ない!・・・焦った | 凪の時間 (滑膜肉腫と共に)

凪の時間 (滑膜肉腫と共に)

高校1年生の時に滑膜肉腫を発症した息子の記録です。
約6年の闘病生活。転移、所術は数知れず。
亡くなる瞬間まで生きることに全力を傾けた息子の生の姿です。
2023.11.19以降は、母の想いを綴る独り言日記に変わりそうです。

2日前の夜、息子をトイレに連れて行った。

 

昨日の朝、

 

「夜中にトイレひとりで行ったの?」

 

と聞くと、「行っていない」と。

 

!?

 

あわててトイレに連れて行く。

 

「一度にたくさん出るから大丈夫だよ」

 

とのんびりと言う息子。

 

そういう問題じゃない!

 

手も脚も体も確認。

 

浮腫みは無い。

 

尿が出ないということは終わりを意味する。

 

昨年亡くなった父母も、最後は尿も出なくなり、体はガリガリなのに手足はパンパンに弾けそうだった。

 

多分、トイレに行くのが体力使って呼吸も辛くて大変とか、私を呼ぶのが悪いとか、そんな理由で我慢しているのかもしれない。

 

尿瓶は、新しいのを訪看さんが持ってきてくだったのだけど、なんだか抵抗があるみたい💦

 

味付け海苔の丸いプラスチック容器にビニール袋をかぶせて、訪看さんが息子の頭を洗って下さった時に下に敷いた吸水シーツを頂いて、中の吸水ポリマーを掻き出して袋に詰めた。

 

息子も用を足したら蓋を閉めて置いておけばいいし、私はビニール袋を取り出して縛って捨てるだけでいい。

 

今朝見たら1回使われていたし、日中も容器を使ったりトイレに行ったり。

 

ネットを検索すると、12時間以上トイレに行かなくなると、数時間から数日って書いてある。

 

頭がパニックになりかけたけど、昨日息子は素麺50gを食べているし、今朝はトーストが食べたいと1枚完食。お昼はインスタントラーメン玉子入りを完食。

 

リハビリでは立ち上がる練習をしていた。

 

心拍数が高いから無理はできないけど、2回立てたと喜んでいる。

 

まだまだ諦めていない息子。

 

諦めてはいけないと教えられる母。

 

うちは親子で諦めが悪い。

 

こういうところは似るのね(笑)

 

息子、誰が何を思っていても関係無い。

 

とことん納得いくまで付き合うよ!!