患者への賠償金は保険適応

 

 

医療過誤、事故のニュースが報道されるたびにX(Twitter)上で、医師、特に外科医の、「こんなことで刑事告訴なんてたまったもんじゃない」、「だから外科医のなり手がないんだ」、「多額の賠償金を支払わされるなんてやってられない」と言うコメントを見かけますが、まず個人(医師)が賠償金を支払うことは基本ないです。
病院加入の保険会社、また医師賠償責任保険が適応されます。
ケースにより病院との話し合いで支払いを命じられることはないとも言えませんし、医賠責保険に加入してないとか、そんな個人的な理由の場合は知りませんが。

 

 

 医療事故、即日訴訟なんてあり得ない

 

 

次に医療事故、過誤を起こしても、即日訴訟となることはありえません
最初にすることは、患者、家族に経緯説明、現状説明をすることからはじまります。それは高度後遺症が残る場合も死亡案件でも同じです。

 

患者、家族に経緯説明、現状説明をすることそれが大切なんですよ!
 

誠実に真実を患者、家族が納得できるまで説明すれば、示談交渉すらなしで話しはまとまると思います。

 

医療事故、過誤、起こしたときに誠実に対応しない、納得していないのに説明を切り上げる、患者、家族に次の提案をしないと言う対応を取れば、そりゃ代理人弁護士を立てて話し合いますって展開になりますよ。

 

 

 ではなぜ医療訴訟を起こされるのか?

 


一言、不誠実だったからです

真実を話さず、取り繕った説明をしたり、ウソをつく。
それが訴訟になる原因です。

 

このblogを医師が読んでくれることなどないと思いますが・・・

あなたが誠実に患者に接していれば、訴訟に巻き込まれることなんてないんです。

 

 

 医師である以上、リスクはある

 

 

次に、医師は人の命を扱う仕事である以上、リスクはあるのです。
人の運命を握るような仕事としては、電車の運転手、バスの運転手も乗客の運命をその時は握っています。パイロットもですよね?
それと同じで、医師とはそう言う仕事なのです

 

外科医のなり手がないって??
患者から言わせれば、医師としての責務を誠実に果たす気がない医師に診察、担当してほしくないです。

 

 

 医療訴訟は不誠実対応の結果です

 


現在報道されている医療事故、過誤の案件は、
不誠実だった結果の訴訟だと言い切れます。

誠実に真実を述べ、それで訴訟になることはまずない。
それなら示談交渉で終わってるはずです。

 

だから、どうでもよいたわごとのX(Twitter)は止めて欲しいです

自分が不誠実な医師だって風潮してるような気さえしますよ

 

少なくとも私の医誠会との訴訟の原因はここに述べたように

不誠実だったから、ウソをついているし、ごまかそうとしているからです。

 

それをしなきゃ、訴訟はしていないのに。