またも医療ミスの記事

 

 

 

8年前、前立腺がんの治療で定期通院していた男性に胸・腹部のCT検査を行った際、放射線医師はCTレポートで、「肺がんの疑いがある」と指摘したにも関わらず、主治医(泌尿器科医師)がレポート内容を見落とし、再検査等を行わず、3年4ヶ月後、「肺がん」と診断、治療を行ったが亡くなられたと言うケース。

主治医がCTレポートを確認し、そのCTレポートのコピーを患者に渡していれば、肺がん治療が遅れることはなかったと悔やまれる事例です。


医療の場合、”見落とし”と言う単純なミスが、病状悪化、死に繋がります。

医師だけじゃなく、看護師含め、数人が確認したり、患者さまにも「CTレポート」をお渡しする、それだけのことで防げだりする医療ミス、事故でもあります。

 

 

 評価できる点

 

ただ救われるのは、名古屋大学医学部付属病院が設置した調査委員会でこの案件を検証、「主治医の不適切な診療が肺がん根治の機会を失った」と結論づけたことです。

名古屋大学医学部付属病院は、遺族に謝罪と賠償の約束、また、「職員一丸となって再発防止に取り組む」と発言しています。

ミスをミスと認めることからはじめないと、また同じことを繰り返します。
その点では評価できると思います。
遺族の方は納得できず、腹立たしい思いはあるでしょうけれど、私は名古屋大学医学部付属病院がミスを認め、謝罪し、訴訟に至らず解決できたことを高く評価します。
訴訟は決して良いものではありません。
互いが時間を使い、高額なお金を払い、なおかつ傷つけあうのですから、訴訟などしないに越したことはないです。

 

 

 

 医誠会病院も見習って欲しい

 

 

搬送日に維持透析が必要な父のカルテには、
透析依頼がなく、透析が必要と言う医師記録、看護師記録も一切ない

 

この事実は、つまりは、父に維持透析が必要だったことを見落とした忘れていた伝達ミスがあったとしか考ええられず、

「医学的に搬送日に透析は必要ないと判断した」などと後付の説明をするなら、搬送したその日に、患者、家族に説明するべきことです。

医誠会病院は一切の電話なし、家族からの問い合わせ電話も拒否したのですから、結局のところ、「透析を忘れていた」と言うことになります。

 

しかし医誠会病院からは、反省を含め、透析を忘れていたとは認めておらず、当然謝罪もありません。

何を根拠にその態度なんだ?と思うし、少なくとも父に関しては、まともな医療、看護をしていない、「医誠会病院は病院なんですか?」と問いたいレベルです。


父の案件も、「これで検証したのですか?」レベルですし、再発防止策に至っては、(当たり前のことを書いているだけ)です。

 

もう彼らに自浄能力はないでしょう。
そうなると、外の力を借りるしかないのかなと思うこの頃です。