訴訟については 下矢印 一読いただければ幸いです

 

 

 

 

 医療事故を病院が認めたニュースが続く

 

 

病院が非を認め、改善、患者と家族に謝罪し和解すると言うニュース。
透明性の高い、なおかつ誠実な病院はもっと評価されるべきだ

 

病床数の多い病院は高額な金額を支払い「病院機能評価機構」から評価をもらっているが、現段階で、何の役目を果たしているのか全く不明の「病院機能評価機構」こそ、誠実な対応をした病院を高く評価して欲しいと思う。

 

●3月12日、香川県中央病院での心臓カテーテル治療による人工弁取り付けミス事案のニュースも、病院側がミスを認め、遺族に謝罪、和解

 

 

 

●東海中央病院、年月がかかったが、病院が医療事故を認め、被害者、家族に謝罪し和解

 

 

 

 

 訴訟をせずに解決できることがより良い医療につながる

 

以前、大森夏織弁護士のコラムを紹介したが、病院が患者症例をしっかり検証し、原因を究明、それを患者、家族に説明し、納得を得た上で、今後、同じような事故、ミスが起こらないよう防止策を立案、実行することは、病院側、被害者を思えばそれがベストな方法だと思う。

 

もし医誠会病院が真摯な態度で父のケースを検証、隠蔽せず透析をしなかったこと、医師の診察がなかったこの2点だけでも認め、謝罪してくれれば、訴訟はしていない。

 

医療事故で死亡した遺族の場合、誰も長引く訴訟を喜んでいないと思う。早く解決して次の一歩を踏み出したいと望んでいるのに、それをさせないのは病院側がミスを認めないからだ。

 

私自身が被害家族となって以降、数人の同じ境遇の方々と知り合うことになったが、皆が1番に訴えるのは、【病院、医師の不誠実さ】。これがすべての諸悪の根源。

 

 

 医療の現場で重視される説明責任が、なぜか民事裁判では軽い扱い

 

 

医療の世界では、インフォームドコンセント(説明責任)は絶対に行うものであり、かなり重視している医療行為だ。

必ず医師だけじゃなく、看護師等が同席し、どんな説明が行われ、家族はどう反応し、発言したかをカルテに記すほどなのに、なぜか民事訴訟では説明責任がとても軽視されている。
どうしてなんだろう?まず、そこから医療裁判を見直して欲しい。

軽視している理由を知ってる裁判長、弁護士がいたらその理由を教えて欲しい。

 

嘘、偽りなく、事実は事実として患者、家族に報告すること。

そこからしかより良い医療は始まらないし、そうでなければ、自分の命を病院に預けたいと思えないと思うのだが。