訴訟については 下矢印 ご一読いただければうれしいです

 

 

訴訟提起して約1ヶ月弱。
民事裁判について調べたり、いろんな方の意見を聞いたことで私が本当に求めたいことについて鮮明になって来た。

 

 

 私が裁判で問いたいこと

 

裁判では父の死因について争うことになるのだろう。
病院側は、透析をしてても死亡していた可能性を指摘し、代理人弁護士はそれを論破するのだと思うが、それは、私が裁判長医誠会に問いたいほんとうの問題点ではない。私が問いたいのは、病院の役割や責任についてだ。

 

透析してください」と搬送された患者に透析をしなかったことは業務上過失

病状が悪化している患者に、医師の診察を受けさせなかったことも業務上過失


病院とは患者それぞれに必要な最大限の医療を施すべきところで、病院の定義にも、病気、ケガの時には、自分の状態に応じたより適切なサービスを与えるべき場所とある。
 

私がこの裁判で問いたいのは、被告病院が搬送された患者の状態把握を怠り、その上容態悪化時に適切な医療を受けさせなかった結果、死亡に至ったことだ。

 

それを裁判官が認めなければ、病院の定義自体が揺らぐと思う。

 

 

 たとえば

 

あなたが足を滑らせて転け、頭を強打したとする。

下矢印
大丈夫だろうと放置していたが、頭痛が出てきたので不安になり近くのクリニックを受診

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診察したクリニックの医師は、「ここにはCTがない。すぐに大きな病院に行く方が良い。紹介状を書き、救急車で搬送する。ご家族に私から連絡しておく」と言う。

下矢印

あなたは救急車で大きな病院に運ばれたが、病院医師の診察なし、CT検査なしで病室へ入院させられた。不審に思いながらも頭痛が悪化、それを看護師に訴えるが、医師を呼ぶこともない

下矢印

あなたは心肺停止で発見された

 

病院が患者の治療に責任を持たなくなればこのような事態がどんどん起こってしまうことになる。
 

KSG医師もYouTubeでお話しになっていたが、生命予後が良くない患者さんであろうとなかろうと医療者はしっかりその状況に対応しなければならない。

 

病院として当たり前にこの対応ができないなら、365日救急受け入れなど止めるべき。そうでなければ、多くの患者が悪化し、亡くなってしまう。

 

 

先週号の「週刊現代」の記事がネットで読めます