このブログでは、私の父の死について、被告病院の何が問題なのかを理解して欲しくて書いています。
よって可能な限り感情なしで事実だけを記すようにしています
被告病院で何があったのか、被告病院がするべき医療行為、看護は何だったのか。示談交渉でどんな態度だったのか。
【24時間救命救急】を謳っている被告病院の父入院当時の実態をこれからも記していくつもりです。

 

でも今回の記事は、感情的な文章になっています
そういうのが苦手な方は、読まないでください
 

 

 

父は望まない心肺蘇生をされた 

 

大前提として、父は維持透析目的でクリニックから被告病院に搬送になった

父は無症状だったし、会話もできていたから、透析を受けていると思っていた。
なので、被告病院から病状説明、治療説明ができないと断られても、どこかで「透析目的だしな」と思っているところはあった。

 

私から被告病院に、インフォームドコンセントを頼む電話をして拒否された時、付け加えて必要なものはあるか、家族に確認することはあるかと聞いたが、看護師は、「今は大丈夫です」と答えた。

 

だが父は透析を受けられず、急変し、蘇生をされる結果となった。
父が一番望んでいなかったことをされたのだ。

 

示談交渉の最後に被告病院は、【高齢、ハイリスク基礎疾患、コロナ感染】を理由に、透析の遅れだけが死因ではないと主張してきたけれど、それならなぜ入院時、家族に病状説明し、状態が悪化した場合について確認しなかったのか?

その答えは、彼らもこの時点で、父親が2日後の病室で心肺停止で発見されるなんて思ってもなかったからだ。

 

 

 高齢者、ハイリスク患者に医師がDNARを確認するのは当然の医療行為

 

 

DNR(Do Not Resucitate)とは、心停止時に心肺蘇生をしないこと

 


今ではDNARの確認を取るのは常識だと思う。

父に関しては介護施設、透析クリニックでも確認された。
それがスタンダードなのに、被告病院の怠慢さは何なのか。

 

ましてや示談交渉で、【高齢、ハイリスク基礎疾患、コロナ感染】と主張するぐらいなら、やるべきことをやってから言って欲しい。

心肺停止で父が発見される2時間程前らしいが、カルテ上父が、「息苦しい、酸素マスクに変えて欲しい、先生を呼んで欲しい」と訴えても看護師記録には、「・・・などと希望多い」と書かれており、医師の診察を依頼していない
そりゃ、病室で心肺停止で発見されたのは必然
だ。

 

 

 蘇生拒否の父の意思を守れなかった家族の苦しみ

 

父は明確なDNR(蘇生拒否)の意思を持っていた。
何度も聞かされたし、「尊厳死協会」にも加盟していた。

先にも述べたが、介護施設でも、クリニックでも、これまで何度か入院した時でも、医師から病状説明、治療説明はあったし、その時に、「もしものことがあれば、蘇生は希望しない」と伝えて来た。
しかし今回は、それを伝える機会さえ奪われた

 

仮に、搬送された7日に急変したなら致し方ないと思う。
が、違う。8日、9日とどんどん状態が悪化しているのだから、何度も家族に連絡するチャンスはあったし、蘇生についてに確認も取れたはずだ(医師の診察があればだが)。
看護師が病状悪化を読みきれず、医師の診察を受けさせず、その結果、父は望まない蘇生をされた。
14分間も心臓マッサージをされ、挿管され、呼吸器をつけられた

 

この一文を読んだ時の家族の気持ちがわかるか!と言いたい。

父が一番望まなかったことをさせてしまった私のこの後悔がわかるかと言いたい。

いい加減な仕事をするなよ、90才だろうがひとりの人間の死をどう思ってるねん

 

カルテに書いてある全員の名前を書きたいぐらいの怒りがこみあげる。

私は父に枯れるように穏やかに逝って欲しかった。その希望は介護施設長にもクリニックの医師にも伝えてあった。なのに、望んでいた父の最期とは対極の終わらせ方をしたのは、被告病院だ。
私がそのことにどれだけ苦しみ、後悔し、泣いたか被告病院は知らない。