ワード(90才、透析患者、コロナ感染、5000万円賠償請求)の威力

 

毎日放送のweb記事が出ました。

 

 

 

弁護士から「地方裁判所付記者クラブ」での会見を打診され、会見しましたが、

web記事は大まかなことを伝えただけのものでした。
仕方がないのだと思います。
だがその結果、web上の議論は訴状内容と全然違う方向で盛り上がりはじめました


 

90才、透析患者、コロナ感染、5000万円の賠償請求

 

このワードの威力がエグ過ぎて、

 

  • 90才は寿命。
  • コロナ感染してるから透析できなかったのに家族は理解してない
  • 90才に求める賠償額じゃない
  • 示談決裂は家族が強欲だから

 

残念でした。
こういうことを議論するために会見したんじゃないのに。
病みそうでした。耐えようと思いました。
絶対にYahooコメントやX(旧Twitter)に反論しない、見ないと思いました。

 

 

 

 「脳外科医竹田くん」の威力

 

 

その後赤穂民報のweb記事が出ました。

 

 


すると世間の反応は、「脳外科医竹田くん」に引っ張られはじめました。

「あの脳外科医竹田くん事案」と言うことで世論は好意的に変わりましたが、
これもまた訴訟内容と違うことが議論されていることに戸惑いました。

 

 

 

 考えた末ブログ開設

 

web記事のおかげで話題にはなったものの、その実態は私が訴えたいこととかけ離れていくばかりでした。
真実を伝えたい。そうじゃないんだと伝えたい。
その思いが募り開設に至りました。
また、訴訟では闘えない問題点が多々あります。それも伝えたいのです。
訴訟で問題にしていることは、大きな問題点2つプラスα、6割程度を争います。
それ以外は法的には争えない(のだと思う)から訴訟からは外しています。

 

当初から私は被告病院のA医師に言い続けています。

「説明なしでは納得しません。納得するまで絶対に諦めません。納得できるまで聞き続けます」と。

2回お会いしましたが、その2回とも最後に伝えました。
A医師は、「はい」と答えられましたので覚えてくださってるはずです。
 

 

 

 訴訟提起は簡単なことではありません

 

医療訴訟をするのに、カネ目当てとか、モンスター家族とか、ほぼいないと思います。
なぜなら、そんなに簡単に訴訟提起できないからです。

 

まず私のケースのように、経緯を説明して欲しい、納得できないと言う不満から
大抵は病院と話し合いがスタートします。(私は無視されてできなかった)

この前後でカルテ開示をし、新事実が見つかれば状況が変わるでしょう。

私は医療関係者なので、弁護士なしでも説明会に立ち向かう覚悟はありましたが、
大抵の方は専門用語を使われ、このあたりで弁護士を立てるしかないと思うのではないかと思います。

 

そうなると、弁護士に示談交渉金等を支払うことになります。

安くはない示談交渉金を支払ったのだから、なんとか示談で終わらせたいと思います。(私はそう思った)

が、納得できないとなれば示談決裂です。

そうなると次は民事訴訟するか、諦めるかの選択になります。

 

ここで諦めないを選ぶと、また弁護士に訴訟費用を支払うことになります。

高額です。
そしてこの時点でどれだけ早くでも半年以上は経過しています。

精神的にもキツイし、お金はかかるし、毎回怒りで身体は不調になる。
それでもやるしかないと思った人が訴訟提起します。

 

訴状作成は弁護士がされます。
ここで「賠償金、いくらにしますか?」なんて相談はありません

弁護士が過去の判例や、患者の背景を考えて算出されます。

 

 

 

 わかって頂きたいこと

 

私を含め、医療訴訟を起こしている家族のストレスはかなりのものです。
だってどれだけ真実も求めても、それを隠蔽し続け、決して謝罪しないのですから、穏やかな気持で
いることなどできません。


ネット記事ではすべてはわかりませんし、訴訟内容についても第三者が全部を知りえません。
全部を知らないのに批判的なコメントをする風潮を私は良いものとは思いません。

 

訴訟に限らず、レイプ事件や、地震関連のニュースや話題になることに興味を持ち、
意見を持ち、それを書くことは大切なことと思う一方で、キツイコメント、酷いコメントを書けば、
必ず誰かが傷ついています。
ほんの少しでもそんなふうに考えられる人物でいたいです。