昨年末、民事訴訟が和解で結審致しました。

これまでブログを通じ医療裁判に注目、温かい言葉や応援を寄せてくださった皆さまに心より感謝申し上げます。
 

 

 民事裁判の経緯

 

病院の不十分な医療、不誠実な態度と対応に納得できず示談が決裂、2024年2月、民事訴訟を提起しました。
しかし訴訟提起後一転、被告病院が過失を認めたため、裁判は”和解”を軸に進められ、最終的に裁判官から原告に、最終和解条件の提示を求められました。

 

私たちは以下を主張、賠償金を提示しました。

 

  1.  被告病院は、維持透析目的で本件患者の入院を了承したこと
  2. 父親に維持透析を行っていないこと
  3. 父の病状悪化は必要な維持透析を行わなかったことが起点であること
  4. 父の入院時及び入院中、急変するまでの間、一度も医師の診察がなされず、適切な対応ができておらず、病院・医師が責務を果たしていなかったこと
  5.  DNR(蘇生処置)の確認を怠り父の尊厳を傷つけたこと、及びそのことにより原告らに精神的な負担を強いたこと
  6. 被告病院、医師が、患者や家族に行うべき説明責任を果たしていないこと
  7. 父の死後、誠意ある対応をせず、十分な検証を行わなかったこと

 

裁判所は私たちの主張に裁判官の意見書を加え被告病院に【和解勧告書】を送付。(書面は原告には非提示)被告病院が【和解勧告】を受け入れ、和解結審となりました。

 

 

 想像とは違った医療民事訴訟

 

民事裁判の和解は賠償金で解決するものであり、被告病院からはそれ以上のもの(謝罪等)はありません。それどころか被告病院から、「不特定多数の第三者が閲覧できないブログへの検討」の要望が出されました。

父の死から3年、私たちは十分苦しんできました。いまだに納骨もできておりません。口外禁止は受けていませんが、平穏な日々を過ごしたい気持ちを代理人弁護士に相談、本ブログを不特定多数が閲覧できない設定【アメンバー限定】に変更、ブロブのサブタイトルも変更しました。

※ この投稿以外はアメンバー限定

 

 これまでの活動と私の思い

 

2024年2月、大阪地方裁判所で会見しました。ネット記事にしていただいたため良いも悪いも反響がありました。興味を持っていただいたメディアには顔出しで対応。曲がったことを許さない、闘う姿勢を持った父でしたので、父の写真、名前も隠さず報道させていただきました。これらすべては医療従事者として被告病院と闘う姿勢を現したものです。
透析患者様にとって安心して任せられる病院であって欲しいと言う願いもこめ、父の訴訟が軽視されることだけはあってはならないと闘ってきましたが、医療事故における民事裁判は私が想像していたものとはかなり違いました。

 

 

 病院に望むこと

 

病院は医療事故が起こらぬよう安全管理体制を構築し、スタッフの意識を高め、医療に従事していますが、残念ながら医療事故が起こってしまうこともあります。その時、病院や医師及び看護師が誠実に対応。院内設置の医療安全委員会が十分な調査、検証を行い、誠実に対応すること。また必要に応じて「医療事故調査センター」を利用し、納得できるまで患者、家族、遺族と向き合う姿勢があれば、民事裁判に進むケースは減ると思います。

 

 

 最後に

 

民事裁判は、訴訟提起後一転、被告病院が過失を認めたため、私たち原告が尋問する機会も与えられず、結果、謝罪もない虚しい結審となりました。これが民事裁判の現実で、受け入れるしかないことを残念に思います。


また、保健所、医療事故調査センター、厚労省にも申し立てをし、「医療事故をなくすために病院が取るべき対応」について活動してきましたが、変化をもたらすことはできませんでした。ほんとうに残念で、自分の力不足を情けなく思います。
願わくば、私の行動が多くの医療事故被害者の方々に何かの力となっていればと思うばかりです。


医療事故にあった患者、家族、遺族が病院に望むのは、【真実と誠実】です。
それを最後に言い置き、このブログを締めたいと思います。

 

これまで応援してくださった方々には心より感謝申し上げます。

ありがとうございました。