天音らんさんのセッション・5 | 不登校をつなぐ冊子「ゆきどけ」ブログ

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熱いハートであなたの魂に寄り添うパワフルセラピスト 凪 湖遊のブログです。
不登校をつなぐ手づくり冊子「ゆきどけ」発行とお話会主宰。
「すべてがセラピー」な居場所創りが目標。



続き。


迎えに行くのは、怖かったけど自分で決めた。

真っ暗な中で、ずっと待っていたわたし。
ううん、待つことももう諦めきっていた、声も出ないわたし。
省みられることなどもう二度とないと頑なに思っていた、わたしを。


それでも、わたし(ちびえつ)はわたしを憎んでも呪ってもいなかったんだよね。

もうこれで、身体に残る悲しみも痛みもなく、我慢することもなく、光を抑えずに生きていっていい。


それは、嬉しいことのはずなのに、今までやったことがないから、幸せになるのが一番怖い。
自由になるのが怖い。
愛されるのが怖い。
光を抑えないのが怖い。
手放すのが怖い。


セッションの終盤は、わたしが自分で光を生きるかどうかを選ぶことだった。

「このままでもいいんだよ。自分で決めるの。」

そう何度か言われながら、光を選ぶなら自分で顔を上げればいいだけ、そうも言われながら、

それが、たったそれだけのことが、できないの。


ものすごい泣いてたから。
最初に書いたように、顎の下まで垂れ垂れの涙と鼻水で、ティッシュははるか遠く、なすすべなし。

ちゃんとそういうのをどうにかして、取り繕って綺麗にして顔を上げるなら、まだしもできただろうに、そんな超見苦しい状態でできるか!!!と思っていた。


けどそれは、わたしが「安心」と無条件の愛を知るためで。
綺麗に取り繕って見苦しくない自分だけが受け入れられるんじゃ、結局何も変わらない。

そんなでろでろの時ですら愛されてしまうことを、らんさんは目の前で伝えてくれていたのだと思う。


それでも、それでも、顔を隠したまま何分も動けずにいたわたしに、

「そうじゃないでしょう!?」


と、らんさんの声がして、そして、




…もったいないのでそこだけはシークレットにしておこう。。



…で、わたしは、観念して少しだけ、けど必死の思いで、見苦しいまま顔を上げることができた。

らんさんの目を見るか見れないかの境目ぐらいしかできなかったけど、でも、できたの。

そう、超見苦しいままで。



そのあとは。
うん。
愛でしかなかった。
安心しかなかった。

思い出してまた、大泣き。

次でセッション記事、最終です。