短編集です。
…「半夏生」だけは雑誌で読んでたけど、いやー…これは涙無くして読めないですよ。むしろ涙で読めない。
登場人物が何かしら罪を犯してるんですが、罪と救済と別れ(再会)の物語だと言ってしまうとなんかアレだな。赦されない者や救われない者がどう生きていくか、に近いかも。
「葦の穂綿」の孝要は、理由はどうあれ、人を殺した自分を許さないし、周りもそのことを忘れてくれない。彼は鈴と一時交流はしたけど、自分で決めた通り、やっぱり一生家族は持たないんだと思う。その結果は変わらなくても、鈴に関わったことで、内面に変化があったことが大事なのかな、と。
「冬霞」は虐待を受けてた双子が、「おにいさん」と逃げる話。おにいさんは、やくざの下部組織に所属してたんだけど、やくざを裏切って、拳銃と薬を盗んで逃亡中。やけくそになって無差別殺人をするつもりが誘拐。実は、自分も子供の頃に虐待されていた…という話でね。清潔なカッコさせてもらって、ちゃんと食わせてもらって、読み書きも教えてもらって、双子はそれを逃げたんじゃなくて新しい世界に行ったんだと称していたけど、新しい世界に行ったのはおにいさんの方だったのかも。虐待とか、犯罪とかの負の連鎖から抜けたという意味で。抜けられなかった双子の両親は罰を受けることになる。本当の罰は、法的な刑罰じゃなくて、我が子を奪われることやさらに我が子にどう思われるか分からないということなんだけど。ま、その重さってさ、人によって違うとは思うんだけどね。大してこたえない人もいるよねーザンネンなことに。
…「半夏生」だけは雑誌で読んでたけど、いやー…これは涙無くして読めないですよ。むしろ涙で読めない。
登場人物が何かしら罪を犯してるんですが、罪と救済と別れ(再会)の物語だと言ってしまうとなんかアレだな。赦されない者や救われない者がどう生きていくか、に近いかも。
「葦の穂綿」の孝要は、理由はどうあれ、人を殺した自分を許さないし、周りもそのことを忘れてくれない。彼は鈴と一時交流はしたけど、自分で決めた通り、やっぱり一生家族は持たないんだと思う。その結果は変わらなくても、鈴に関わったことで、内面に変化があったことが大事なのかな、と。
「冬霞」は虐待を受けてた双子が、「おにいさん」と逃げる話。おにいさんは、やくざの下部組織に所属してたんだけど、やくざを裏切って、拳銃と薬を盗んで逃亡中。やけくそになって無差別殺人をするつもりが誘拐。実は、自分も子供の頃に虐待されていた…という話でね。清潔なカッコさせてもらって、ちゃんと食わせてもらって、読み書きも教えてもらって、双子はそれを逃げたんじゃなくて新しい世界に行ったんだと称していたけど、新しい世界に行ったのはおにいさんの方だったのかも。虐待とか、犯罪とかの負の連鎖から抜けたという意味で。抜けられなかった双子の両親は罰を受けることになる。本当の罰は、法的な刑罰じゃなくて、我が子を奪われることやさらに我が子にどう思われるか分からないということなんだけど。ま、その重さってさ、人によって違うとは思うんだけどね。大してこたえない人もいるよねーザンネンなことに。