子猫と暮らし始めた友人へ | naggy(なぎぃ)の木

子猫と暮らし始めた友人へ

なぎぃの木 naggy イラストレーター ミニトートバッグ 手作り ハンドメイド 
わたしは住宅事情で動物を飼うことができないので、道ですれ違う散歩中のワンちゃんを笑顔で見送ったり、ご近所の空き地で自由に暮らしている顔なじみのネコちゃんを見て、元気そうやな、と陰ながら思ったりしています。

お友達の飼っているワンちゃんやネコちゃんや小鳥ちゃんなど…かわいい動物たちの写真を見せてもらったり、話を聞かせてもらったりするのを、楽しみにしています。直接お目にかかることはないけれど、離れて暮らす親戚のおばちゃんのような気持ちで、元気にしてるかな、大きくなったかな…と、思いを馳せています。

最近、子猫と一緒に暮らすようになった友人がいます。子猫は新しい環境にすぐに慣れたそうで、元気に部屋の中を走り回っているそうです。居心地のよいおうちで、友人と居ると安心できるからかな。そろそろいたずらも始まる頃では…そんな心配もあって、友人にプレゼントしようと思い、ねこちゃん用のおもちゃを作ってみました。

まだ小さいねこちゃんなので、小さいおもちゃがいいかなと思って、かわいらしいテトラパック型のおもちゃを作りました。ひらひらする長い布のひもがついていたり、鳥の羽がついてたり、鈴の音がするようにしていたり…ですが、結構やんちゃだと聞いたので、大きめのおもちゃも作ってみました。大きなお魚にタックルして遊んでほしいです。

なぎぃの木 naggy イラストレーター 猫のおもちゃ 手作り ハンドメイド 
そして先日、子猫と暮らし始めた友人のお家に、遊びにいってきました。
猫ちゃんのおもちゃを手渡すと、友人はとても喜んでくれました。早速ひとつ、子猫におもちゃを渡すと夢中で遊んでくれたので、ホッとしました。よかったよかった。

子猫が張り切って遊んで、おもちゃが家具のすき間に入り込んでしまって行方不明になっても大丈夫なように、たくさん作ったのですが、小さなおもちゃを入れて持ち運んだり収納したりする袋が必要だなと思い、ミニトートバッグを作ることにしました。

わたしはバッグを作るとき、布選びが楽しみのひとつです。布を見て、こんなバッグを作ろう、とイメージがわいたりすることもあります。

今回作ったトートバッグは、以前叔母たちにプレゼントしたものと同じシンプルなものなので、布地の色柄で印象が変わります。ねこちゃんのおもちゃと雰囲気が合うようにしつつ、丈夫で洗濯しやすい木綿地にすることにしました。華やかな色や、やさしい中にちょっとニュアンスのある色の似合う友人なので、どんな生地にしようかな…と考えていた時、子猫が毛糸玉で遊ぶ柄の生地を偶然見つけました。まさにぴったりと思い、それで作ることにしました。

生地の色は、少し青みがかったペールピンクで、フランスの砂糖菓子のような雰囲気です。手に取って見ると、思っていたよりも生地のプリントが淡い色調で生地が少し透けるので、内側に合わせる布の色柄が影響してくることが判明。そこで、透けることを生かして内布は白い小花柄の少し黄味のあるピンクの生地にしました。すると、生地の柄の子猫たちが、静かに遊んでいた印象から、元気に遊んでいるような雰囲気に変わりました。

ミニトートバッグはリバーシブル仕様にしているので、バッグの口にスナップなどを付けていません。気分によって、内側の小花柄を表に返して使うこともできるようにしています。表と内側とに、それぞれ貼りポケットをひとつ付けています。

ちょっと可愛らしい柄すぎたかな…と少し心配だったのですが、友人はとても喜んでくれました。とても元気な子猫のようで、お部屋の中で運動会を始めたりして、毎日てんやわんやの大騒ぎだそう…そんな友人に、何かプレゼントしたくてミニトートバッグを作りました。気に入ってくれたので、うれしいです。よかったよかった。

by naggy